社外コンペや社内会議など、仕事をする上で避けては通れない資料作成。わかりやすい資料を作るためにはデザインの技術や時間が必要です。
そのため、最近では資料作成を外注する企業やフリーランスが増えてきています。「どのような構成やビジュアルで作成すればいいのかわからない」「仕事が忙しくて資料作成の時間が取れない」という悩みを抱えている方におすすめなのが、寝ている間に資料作成ができる「Timewitch」というサービスです。
この記事では、「Timewitch」の利用方法や評判、トライアルでどのようなことができるのかについて解説します。資料作成を外注したいと思っている方はぜひ参考にしてください。
寝てる間に資料作成ができる【Timewitch】とは?
Timewitchは、企業から夜に依頼された仕事を翌朝までに納品するワークシェアリングサービスです。時差を利用することで寝ている間にパワーポイントの資料作成をしてくれる画期的な仕組みで、22時までにメールで依頼すると、翌朝8時にクラウドで納品されます。
Timewitchのキャッチフレーズは「寝ろ」。ストレートなメッセージで、働き方改革に取り組む企業や深夜残業を減らしたい企業から注目を集めています。
サービスが誕生したきっかけとなったのが、ブラジルのコロナウイルスのニュース。ブラジルは失業率が高いため、コロナ感染拡大防止よりも経済活動を優先させ、世界で2番目の死者数を出してしまいました。そんなブラジルのニュースを見て、社会のあり方に疑問を持って思いついたのがTimewitchのビジネスモデルだったそうです。
時差を活かして翌朝に資料が納品される仕組みを作ることで、海外では雇用を創出でき、日本企業は作業効率アップ。日本企業にとっても海外で働く人にとってもwin-winのサービスです。
資料作成を外注するメリット
資料作成を外注するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
専門的な業務に集中できる
資料作成を外注することで、自分が本当にやるべき肝心な仕事に時間を割くことができます。プレゼン資料はあくまでツールであり、制作することがゴールではありません。しかし、資料作成はそれなりに時間がかかるものです。
資料作成にかかる時間や手間を省くことで、専門的な判断を必要とする業務に集中でき、作業効率が大幅にアップするでしょう。
クオリティの高い資料が作れる
クオリティの高い資料を作ろうと思うと、デザインの勉強や時間が必要になります。資料作成を専門的に行っている企業であればデザインのノウハウや高い技術を持っているため、自分では作れないクオリティの高い資料を作ってもらえます。
資料作成を外注するデメリット
資料作成の外注にはデメリットもあります。
費用がかかる
資料作成に限らず、作業を外注するには必ず費用がかかります。自分で資料を作る場合と比較して、費用対効果があるのかを見極めるといいでしょう。
依頼内容と相違が生じる場合がある
プロに資料作成を外注したとしても、自分が思い描いていたものと異なる成果物が納品されることもあります。希望通りの資料を作ってもらうためには、具体的な仕上がりイメージを伝えることが大切です。
【Timewitch】の特徴
ここからは、Timewitchの特徴についてみていきましょう。
深夜時間帯に特化したアウトソーシング
Timewitch最大の特徴は、深夜時間帯に特化したアウトソーシングであること。効率よく仕事をするためには、十分な睡眠が必要不可欠です。そこで日本の深夜時間帯に資料を作成するのは、ブラジルやアルゼンチンなど地球の裏側に住む日本人スタッフ。外資系コンサル会社に勤務していた代表が同サービスを発案したそうです。
Timewitchの発想は、時差を利用して外注する環境が整っていることで「24時間仕事を進めている」という、一部の外資系企業の仕組みから得ています。本来なら寝ている時間帯を有効活用することで、生産性向上を目指します。
圧倒的なスピード納品
Timewitchは22時にメールで依頼をすれば、翌朝8時には資料が納品されます。資料の作成時間はわずか10時間。圧倒的なスピード感が魅力の一つです。
クラウドソーシングサービスやその他の外注サービスに依頼すると、納品までに数日から数週間かかることも。仮に即日納品可能だとしても、追加料金がかかる場合もあります。Timewitchは平日であれば翌日朝に納品されるので、急ぎで資料が欲しいときに役立ちます。
加えて、通常は資料作成を外注するとなると、入稿指示書やキャパシティの確保が必要となる場合がほとんどです。Timewitchの場合は、ノートやホワイトボードに手書きで書いたイメージ図や、紙媒体のグラフなどの写真を撮って送るだけ。
企業のイメージカラーやフォントなど、具体的な指示があれば希望通りに仕上げてもらえます。
とくに決まっていなければ、お任せでもOK。「どういったデザインで作ればいいのかピンと来ない」という方でも安心して依頼できます。
パートナーは日本人
海外に外注する際、大きなネックになるのが「言葉の壁」です。言葉が通じないと、細かいニュアンスの違いで、うまく指示が伝わらない可能性もあるでしょう。その点、Timewitchは海外に住む日本人と連携しているため、仕上がりの食い違いが避けられます。
Timewitchのパートナーは国際結婚などを理由に海外移住した方や、フリーランスとして海外に住んでいる日本人です。日本企業から依頼を受けると、世界11か国に100名ほどいる海外在住の日本人とマッチングして、一晩で資料作成が完了します。
安定したクオリティ
Timewitchは独自の研修や、作成者をまとめるマネージャーを置くなどして、安定したクオリティを担保しています。
資料作成に携わるスタッフのうち90%以上がスライド作成経験者。スライド作成未経験者も40~50時間を要する厳しい研修を突破しているため、クオリティの高い資料が納品されます。また、スライドデザインは固定のデザイナーが書き起こしているため、作業する人によってトンマナがズレることもありません。
【Timewitch】の評判は?
生産性の向上や残業削減などを目的に、150社以上の企業がTimewitchを導入しています。導入企業の内訳は大企業5割、中小企業2割、ベンチャー企業3割程度。個人事業主の利用もあるようです。
フジテレビ系情報番組「Live News イット!」でサービスが紹介されて以来、全国から問合せが殺到しているといいます。
TwitterでTimewitchに関する口コミを集めてみました。
「Timewitchを利用してクライアントからの評判がよくなった」「めちゃめちゃイケてるサービス」「神サービス発見」といった好意的な声が寄せられていました。
【Timewitch】の利用方法
ここからは、実際に筆者がTimewitchのフリートライアルを使ってみた様子をご紹介します。
30分のオンライン面談
今回は、Timewitchのフリートライアルを試してみました。無料トライアルを実施するにあたり、事前に30分の面談が必要です。公式サイトから「サービスを知った理由」「会社名」「役職」などを入力して、希望の日程を選択します。
面談では、サービス内容の説明や完成イメージなどについて詳しく教えてもらえます。普段どのような資料を作っているか、どういった悩みがあるのかといった質問があるので、作成中の資料や直近作成した資料を事前に準備しておくといいでしょう。
料金は、利用枚数によって適切なプランを提案してもらえます。
22時までにメールで入稿
面談後にサービス内容が書かれた資料や入稿メールテンプレート、ファイル共有サービスのアカウント開設方法などが送られてきます。
スライドの原案やデザイン、フォント、アイコン、レイアウトなどの指示を22時までにTimewitch宛に送信します。
今回は当「トラベルワーク」内の記事「トラベルワークってなに?ワーケーション、リモートワークとの違いを考える」の文章をまとめてもらうことに。
資料作成未経験のためどういったものを作ればいいかさっぱりわからず、ただの箇条書きの原稿になってしまいました。面談のときにそのことを伝えたところ、「文章の箇条書きでも大丈夫なので、とりあえず投げてみてください」と優しいお言葉をいただきました。
いったいどんな資料ができあがるのか、そわそわしながら眠りにつきます。
翌朝8時に納品
平日は22時までにメールで入稿すれば、翌朝8時に資料が納品されます。今回は3連休をはさんだため、9月16日(金)に依頼して20日(火)に納品されました。
出来上がった資料がこちらです。
デザインやフォント、レイアウトなどはすべておまかせにしたのですが、ただの箇条書きの文章がスッキリとまとめられ、非常に見やすくなりました。イラストや写真が追加され、理解しやすく、記憶にも残りやすい資料に仕上がっています。
【Timewitch】で寝てる間に資料作成を進めよう
報告書やプレゼンなど、パワーポイントで資料を作成しなければならない機会は少なくありません。書く内容が決まっていても、レイアウトやデザインをどうしていいかわからず、資料作成に苦手意識がある方も多いと思います。
苦手な資料作成に時間がかかってしまうと仕事へのモチベーションが下がり、パフォーマンスも低下してしまいますよね。
Timewitchを利用することで夜間に仕事を進めることが可能になり、作業効率が大幅にアップするでしょう。現段階は資料作成に特化しているTimewitchですが、今後は市場調査やSQL開発、翻訳などのサービスも予定しているそうです。
「忙しくて資料作成に割く時間がない」「資料作成スキルに自信がない」と思っている方は、一度フリートライアルを利用してみてはいかがでしょうか?