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トラベルワークってなに?ワーケーション、リモートワークとの違いを考える

コロナウィルスとの共生が始まり、早くも2年が経とうとしています。相変わらず、通勤時間帯の電車は満員の様子ですが、これを機会に生活を変えた層は徐々にライフスタイルを今の時代のものに最適化しはじめているでしょう。

その証拠に、「地方移住」「オンライン飲み会」「リモート会議」など、生き方を再定義するような新しい言葉や文化が日々生まれ、議論の対象となっています。今回は中でも、我々が掲げている「トラベルワーク」に焦点をあて、その他の類義語と定義を比較しながら解説していきます。

トラベルワークとは

筆者としては、トラベルワークという言葉は「働き方」よりもむしろ「生き方」を示している言葉と捉えています。場所や時間に囚われずに望む場所で働き、時代に応じて最先端の働き方を切り開き、クライアントからの仕事で収入を確保しつつ、自らの力で新たな仕事を創り出していく生き方をしている人を「トラベルワーカー」、そんな新しい仕事の形を「トラベルワーク」と弊社では定義します。

トラベルワーカーと言うと、住居を持たず、世界中を放浪しているバックパッカーのような生き様を想定するかもしれませんが、似て非なるものだとあえて言わせてください。トラベルワーカーは定住する家の有無を条件に含んでおらず、国内や海外といった決まりもありません。

またクライアントとのビジネスを遂行し、高いレベルで完了できる能力をもつ人であることも条件です。極端な話ですが、納品1時間前に連絡がつかないようなフリーランスの方は残念ながらトラベルワーカーの定義に漏れています。

さらに、点での”トラベル”ではないことも他の類義語との違いです。次にこの類義語との比較でトラベルワークを解説していきます。

また最先端の「働き方」をインプットしていくことも重要と考えており、TRAVEL WORK AWARDというイベントも弊社では主催しています。

ワーケーションとトラベルワーク

「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた「ワーケーション」は、観光庁のオフィシャルサイトによると、下記の通りです。休暇を主とした場合と仕事を主とした場合の2パターンが定義されていますが、どちらも短期間での活用を考えている言葉だといえます。つまり長期的にワーケーションを取り入れると言うよりも、あくまでバケーションの際にどう仕事を組み込むかと言う表現の方がしっくりきます。

例えば、「ちょっと海外旅行がてら、ハワイで仕事しようかな」はワーケーションと言えそうです。

“Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク等を活用し、リゾート地や温泉地、国立公園等、普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うことです。休暇主体と仕事主体の2つのパターンがあります。”

引用:「新たな旅のスタイル」 ワーケーション&ブレジャー

ブレジャーとトラベルワーク

「ブレジャー」もトラベルワークと比較される言葉のひとつです。こちらはあくまで出張がメインとなっており、仕事で訪れた場所でどのように有効に自分の時間を確保し楽しむかというのが論点になります。

例えば、「来月は福岡出張があるから、前乗り後泊で九州全土に遊びに行こう!」というようなケースが「ブレジャー」と言えます。

“Business(ビジネス)とLeisure(レジャー)を組み合わせた造語。出張等の機会を活用し、出張先等で滞在を延長するなどして余暇を楽しむことです。”

引用:「新たな旅のスタイル」 ワーケーション&ブレジャー

リモートワーク(テレワーク)とトラベルワーク

ここではリモートワーク=テレワークとして進行します。リモートワークは、あくまでその瞬間の就業形態を指しており、総務省のサイトでは“テレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方です。”(引用:テレワークの意義・効果となっています。つまり、この言葉も”点”での働き方のみを表しており、長期的な話をする際には適切な言葉とは言えません。

例えば、「今日は旦那が体調悪いので、リモートワークします」のようなケースが想定されます。

トラベルワークはこれら全てを包括する「生き方」

ここまでご紹介してきたように、トラベルワークとは最近よく聞くようになった上記のような柔軟な「働き方」全てを包括する「生き方」のことです。トラベルワーカーにとってリモートワークは大前提にある考え方ですし、ブレジャーに含まれるような出張を兼ねた移動も頻繁にあるでしょう。1年の半分はワーケーションをしているようなトラベルワーカーも大勢います。

弊社では、そんな自分の望む場所で誰かに強いられることなく、自由に生きていく人達をトラベルワーカーと呼んでいます。勤める会社で望まない転職を強いられるようなケースは我々の考え方の真逆に位置する事象と考え、そんな状況が改善されることを願っています。