Webライターをする上で欠かせないコピペチェック。さまざまなツールがあるため「どれを選べばいいかわからない!」という方も多いのではないでしょうか。
コピペしたつもりがなくても、Web上にある記事と似たような文章になってしまうことはよくあります。がんばって書いた文章がコピペ扱いになってしまうのは悲しいですよね。この記事ではおすすめのコピペチェックツールを比較して、無料と有料のものをそれぞれ3つずつご紹介します。
どれを使えばいいか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
コピペチェックが必要な理由
コピペをしたコンテンツがWebサイトに公開されてしまうと、検索エンジンから「コピーコンテンツ」とみなされてペナルティを受ける可能性があります。それを防ぐのにコピペチェックツールが役立ちます。
「コピペはしていないから大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、よく書かれているテーマの記事を書くと、コピペをしたつもりがなくても他のサイトと内容が似てしまうこともよくあります。
記事の作成を依頼するクライアントは、Webライターが提出した文章が他のサイトと似ていないか「コピペチェックツール」を使ってチェックすることがほとんどです。
そのため、提出前に自分でチェックをしておくことが重要です。もしクライアントにコピペを疑われたとしても、ツールで結果が出ていればコピペではないと説明できるため、必ず行うようにしましょう。
コピペチェックツールを選ぶポイント
ここでは、コピペチェックツールを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
文字数制限と費用を踏まえたコスパ
ツールを選ぶ上で費用はもちろん重要ですが、チェックできる文字数・文章量についても確認しておきましょう。
コピペチェックツールには有料と無料のものがあり、費用が安いツールを選ぶと「文字数制限が厳しかった」「何分割ということになる可能性もあります。費用とチェックできる文字数との兼ね合いで、コスパの良いものを選びましょう。
ツール自体が使いやすいか
コピペチェックツールは記事を作成するたびに使うものなので、「ツール自体が使いやすいかどうか」も重要なポイントとなります。文章をファイル形式でアップロードすることが可能か、コピペの該当箇所の表示がわかりやすいか、チェックのスピードが早いかなど、想定した作業がスムーズに行えるかどうかを確認しておきましょう。
【無料】おすすめのコピペチェックツール3選
CopyContentDetector
コピペチェックツールの中でもメジャーなのが「CopyContentDetector」です。無料でも使えて検索回数は無制限、1回で4000文字までチェックできます。無償プランでは文章を1回入力するとサイト内に履歴として10件まで保存されるシステムなので、以前登録した文章との「テキスト間チェック」が可能です。
文章を入力して2~3分待てば、「類似度判定」「一致率判定」「テキスト判定」の3つが表示されます。似ている文章があるかどうかの「類似度判定」、Web上に同じ文章があった場合「どの部分が、どのサイトと同じなのか」を表示してくれる「一致率判定」、「テキスト判定」では、過去にチェックした記事と似ているかどうかの「テキスト間チェック」を確認することが可能です。
それぞれの検索結果は、「良好」「要注意」「コピー疑い」の3段階で表されます。どのコピペチェックツールを使うか迷っている方は、まずはCopyContentDetectorを選ぶのがおすすめです。
●有償プランの料金表はこちら
こぴらん
「こぴらん」は、文章ごとに類似したものがないかをチェックする簡易的なコピペチェックツールです。25文字未満の文章と、80文字以上の文章はチェックの対象外になります。
文章の類似度や一致率などは表示されませんが、文章をそのままコピペしている部分は見つけられます。
こぴらんはPCだけでなくタブレットやスマホにも対応しています。手軽にチェックすることができるため、外出先でのみこぴらんを使う、といったい分けをするのもおすすめです。
剽窃チェッカー
「剽窃(ひょうせつ)チェッカー」は、オンラインコピペチェックツールの中でも有名な無料ツールです。テキストを入力して「剽窃をチェックする」をクリックすると、Web上に似た記事がないかどうかをチェックできます。日本語だけでなく中国語やロシア語など多言語対応しているのが特徴で、外国語の記事を作成する際に役立ちます。
【有料】おすすめのコピペチェックツール3選
chiyo-co
株式会社CROCOが運営するコピペチェックツール「chiyo-co(ちよこ)」では、最高一致文字数や一致率、重複箇所をチェックすることができます。解析元の文章と検出された(類似と判断された)文章を横に並べて見比べることが可能で、「重複している文章」を確認しやすいのがポイント。
料金プランは以下の4種類です。「カウント追加」によりショットでチェック回数を購入することもできるため、「今月はこのプラン内におさまらないかも…」という時でも安心です。
月額 (税込み) | フリー 0円 | プラン100 4,400円 | プラン500 16,500円 | プラン200 55,000円 |
---|---|---|---|---|
解析カウント | 10 | 100 | 500 | 2000 |
1解析あたり の料金 | 0円 | 約44円 | 約33円 | 約27.5円 |
月に10回まで無料で利用できるので、気になる方はぜひ試してみてください。
コピペリン
「コピペリン」は、年間6,000円と非常にコスパが高い有料のコピペチェックツールです。記事同士のコピペチェックに加えて、Web上のサイトからコピペチェックを行うことができます。さらに、レポート機能などさまざまな便利な機能がついているのも特徴です。
文章を入力すると自動で文節を区切ってくれるため、文節ごとにコピペチェックを行えます。コピペの疑いがある箇所は赤字で表示され、完全にコピーだと判断された箇所は下線で強調されます。判定結果が数値で表示されるので、とても見やすいのがポイントです。
チェックのスピードが早く検索回数や文字数の上限がないので、無料ツールが使いづらいと思っている方におすすめです。決済をした月内に理由を添えると返金してもらえる制度があるので、「有料ツールはハードルが高い…」と考えている方はまずお試しで使ってみるといいかもしれません。
コピペルナー
「コピペルナー」は、大学や団体の論文・レポートなどの文章をチェックできるコピペチェックツールです。大学、大学院、高校、学会・研究所、一般企業・官公庁などで使われていて、全国350校以上の大学に導入されています。
料金は1ライセンス2,4000円~。Web上のサイトコンテンツと文書ファイルの比較も行えます。
おすすめコピペチェックツールの徹底比較
料金 | 文字数制限 | 回数制限 | 検索方法 | |
---|---|---|---|---|
CopyContentDetector | 無料 | 4000文字 | 無制限 | テキスト入力、CSV |
剽窃チェッカー | 無料 | 2000文字 | 無制限 | テキスト入力 |
こぴらん | 無料 | 4000文字 | 無制限 | テキスト入力 |
chiyo-co | 月額4,400円~ | 5000文字 | 100回~/月 | テキスト、CSV、Word、PDF、HTML |
コピペリン | 年間6,000円 | 無制限 | 無制限 | テキスト入力、CSV、Word、Excel、URL |
コピペルナー | 年間24,000円~ | 無制限 | 無制限 | テキスト、Word、Excel、PDF、HTML、URL |
コピペチェックツールを使うときの注意点
判定結果の意味を把握して使用する
コピペチェックツールでは判定結果として「〇%」という数値が表示されることが多いですが、数値が高いからといってコピペであるとは限りません。判定の項目によっては、ただ同じワードを使っている割合を示しているものもあり、必ずしも記事が似ているとは限らないでしょう。
ほとんどのコピペチェックツールで操作マニュアルや注意書きで判定結果の数値の意味が書かれているので、確認してから使うようにしましょう。
コピペチェックの判定結果は参考程度に
クライアントからコピペチェック「〇%」以下という指定がある場合以外は、あくまで執筆のサポートとして使うことが大切です。コピペチェックツールの判定結果は絶対ではないため、判定結果がよくても悪くても参考程度にとどめておくことをおすすめします。
判定結果がいい場合でも目視で文章を確認し、内容や構成が似ていないかどうか、自分でチェックすることが重要です。反対に判定結果が悪かったとしても、コピペ率を下げようと無理に文章を変えると不自然で読みづらい記事になってしまうかもしれません。
ツールに頼りきるのではなく、「文章として読みやすいもの」を心掛けることを前提として記事を仕上げていきましょう。
自分に合ったコピペチェックツールを見つけよう
コピペチェックを怠ると、知らないうちに誰かの文章を真似てしまっていたり、修正依頼などが来て余計に時間がかかったりするかもしれません。クライアントに迷惑をかけないため、記事の質を上げるためにも納品をする前には必ずコピペチェックをしましょう。
今回コピペチェックツールはそれぞれに特徴があります。予算とも相談して、自分が使いやすいものを選んでください。