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2021.04.22

ポーランドで働く!どんな企業がある?ポーランド語は必要?現地のリアルな様子をご紹介

ポーランドは少数民族国家で、国内では主に母国語を話すという点である種日本と似ている国でもあります。そんな外国人に対して少し閉鎖的な国、ポーランドで働くには「ポーランド語が必須なのでは?」「そもそも日本人が働ける場所ってあるの?」など、様々な疑問があるでしょう。今回は現在ポーランドに住んでいる私がどのように仕事を見つけ、働き、暮らしているかをご紹介します。

ポーランドで働く4つの方法

以下、ポーランドで働こうと考えた際にあげられる4つの方法についてご紹介します。

ポーランドの企業で働く

1つ目の選択肢は、ポーランドの企業で働くという方法です。
しかしポーランド企業で働くためには、まずポーランド語を習得する必要があります。一般の企業で会社員として働くにはビジネスレベルのポーランド語の習得が必要なため、長年ポーランド語を勉強をしている方でない限りかなり厳しいのが現状です。

スーパーやお店、レストランの店員といったサービス業ではコミュニケーションレベルで大丈夫ですが、ポーランド語は世界一難しい言語と言われるほど文法や発音が難しいため、コミュニケーションレベルまでもっていくのにも一苦労です。
ポーランドでは若い世代には英語が通じるので、「ポーランド語は無理だけど英語ならしゃべれる」という方は、英語を社用語にしている現地の企業で雇ってもらえる可能性もあります。

ポーランドに支店のある日本企業で働く

2つ目の選択肢は、ポーランドに支店のある日本企業で働くという方法です。
ポーランドには味の素や資生堂、YAMAHAなど約100社にも及ぶ日系企業が進出しており、そのような企業の現地採用に応募するという手段もあります。しかし日系企業とはいえポーランドにありポーランドでビジネスを行う以上、ポーランド語を話せる人材を募集している企業がほとんどなため、やはりポーランド語の習得は避けて通れない道と言えます。

そしてこのような日系企業が進出している場所のほとんどが、ワルシャワをはじめとしたポーランドの大都市になります。そのためせっかく日本から遥々ポーランドに来ても、住む場所を選べないという欠点があります。

リモートワークが可能な日本の企業で働く

3つ目の選択肢はコロナの影響で浸透してきたリモートワークを活用し、日本の企業に就職してポーランドで働くという方法です。
しかしリモートワークの場合、問題になるのが時差です。日本とポーランドの間には8時間の時差がある(日本が8時間早い)ので、定期的にミーティングがある場合は、その都度時間を調整してもらわなければなりません。入社したての場合は自分が合わせなければならない場面も多いはずですので、深夜や早朝の稼働が発生する可能性も十分にあります。

フリーランサーとして働く

4つ目の選択肢は、フリーランサーとして働くという方法です。
ライターや動画編集者、日本語教師やデザイナーなど現在様々なジャンルのフリーランサーが活躍できるフィールドがあります。
実際に筆者はこのフリーランスという働き方で日本の企業と業務委託契約を結び、お仕事をいただくことで生計を立てているのですが、上記の方法と比較してフリーランスが良いと感じる理由は大きく3つあります。

住む場所に捉われない

せっかく住む場所をポーランドに変えたからには、好きな場所に住みたいですよね。バルト海に面した港町グダニスク、戦前はドイツだった街ヴロツワフ、首都のワルシャワやワルシャワの前の首都であった古都クラクフなど、同じポーランドでも場所によって建物や街の雰囲気が全く違います。気に入った街に住むのもいいですし、Wi-Fi環境さえ確保できれば定期的に住む場所を変えて旅をしながら仕事をすることができるのもフリーランスならではの魅力です。

時間に捉われない

上記でも述べたとおり、日本とポーランドの間には時差が8時間あります。フリーランスの場合は突発的なミーティングはあっても、定期的にミーティングをすることはほとんどありません(ミーティングがある企業と契約を結ぶかも自分の判断で選択できます)。そのため時差を気にする必要や、朝早い時間に起きなければいけないという問題が生じにくくなります。

スケジュールを自分で管理できる

会社員の場合、自分の意思とは関係なくやらなければいけない業務が自然と上から降ってくることも多いですよね。フリーランスの場合は納期さえしっかり守れば、仕事の量も仕事にかける時間も自分で調整することができます。

旅に行きたい時は仕事量を減らすことも、予定がなければその分仕事量を増やして仕事に専念することもできます。自分の中で簡単にオンオフを切り替えることができるため、とても効率的に仕事をすることができます。

旅の時間や自分の趣味に充てる時間も確保しやすいため仕事の合間にリフレッシュができ、ストレスなく生活できるのも筆者がフリーランスを選んでいる理由のひとつです。

フリーランサーとしてどう働いている?

ここでは、実際にフリーランサーとして働いている筆者がどのように仕事を見つけ、獲得しているのかをご紹介します。

フリーランサーの私がどのように仕事を見つけ、獲得しているか

フリーランスと一括りに言っても様々なジャンルがありますが、筆者はWebライターを選択しました。理由は初心者が仕事を獲得するハードルが低かったことと、単純に文章を書くことが好きだったからです。

Webライターに限らずフリーランスとして仕事を見つけるには、主にWantedlyなどの求人情報サイトやクラウドワークス、ココナラを活用するのがおすすめです。条件を見て、気になった求人や多数の企業に気軽に連絡をして話してみるといいでしょう。
筆者はWantedlyとクラウドワークスを使って契約させて頂きたい企業を自分で探し、現在は「完全リモートワークOK」の日本企業合計3社と業務委託契約という形で契約している状況です。それらの企業から定期的にライティングのお仕事を頂き、月に約20本の記事を書いています。仕事に関しては毎回トピック、文字数、定価、納期を考慮した上でそのお仕事を選択できるので、自分のスケジュール管理がしやすくとても働きやすいです。

フリーランスとして仕事をする上で大切なこと

フリーランスとして仕事をする上で大切なことは、契約先の企業の方とコミュニケーションを取り、わからないことや不明確なことを無くした上で仕事をすることと、納期を必ず守ることです。

リモートという距離的な問題をカバーするためにはやはりコミュニケーションで補う必要がありますし、お仕事をいただく上で信頼関係を構築することはとても大切です。ただもらった仕事を淡々とこなしていくのではなく、「大切なお仕事を任せて頂いた」という感謝の気持ちをもつことと、任せて頂いたからには価値のある情報を提供できるようにライティングのスキルをみがいていく必要があります。
受注量も仕事の進め方も全てが自分の裁量にかかっているフリーランスだからこそ、スケジュールをしっかりと立てて無理なく仕事を進めていくことが大切です。

ポーランドでフリーランサーとして働くメリット・デメリット

ここでは、ポーランドでフリーランサーとして働く場合のメリット・デメリットをご紹介します。

ポーランドでフリーランサーとして働くメリット

ポーランドでフリーランサーとして働く1番のメリットは、なんと言っても物価にあります。
ポーランドは物価が高いと言われるヨーロッパ諸国の中でも、珍しく物価が低い国です。

徐々に物価が上がってきていることは否めませんが、そんな現在でもポーランドの物価は日本の3分の1ほどです。そのためみっちり仕事を詰め込んで働かなくても日本企業と契約をし働くことで、ポーランドで不自由なく生活するだけの生活費が稼げます。

逆にポーランドの企業や日系企業の現地採用に応募して契約を交わすと、もちろん最低賃金も日本の最低賃金の3分の1ということになるので、たくさん働いてもあまりお給料をもらえないという状況になります。そのため、特にポーランドではフリーランスとして働くことがおすすめだといえます。

ポーランドでフリーランサーとして働くデメリット

ポーランドでフリーランサーとして働くデメリットとしては、基本的に家やカフェでパソコンに向き合う仕事になるため、人とコミュニケーションを取る機会が減ってしまうことです。現地のレストランなどで働けば現地のコミュニティーに属すことができるので自然と交友関係が広がっていきますが、フリーランスの場合はそのような現地での人脈やコネクションを作るのが難しいといえるでしょう。せっかくポーランドにいるのにポーランドの人とも関わらず友達もできないとなると、かなり孤独になってしまいます。

ポーランドでフリーランサーとして働くデメリットとしては、ポーランドの銀行口座が作れないことです。ポーランドの銀行は東側からの不法移民の規制強化に伴い、滞在ビザの証明と職場からの採用通知書の提示を口座作成条件としています。ポーランドの企業で働いていなければ採用通知書がもらえないので、外国人はポーランドで口座を作ることはできません。