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「お金ない…」崖っぷちフリーランスが抜け出すための方法とは

企業や組織などに所属するのではなく、自分でさまざまなクライアントから仕事を請け負って収入を得るフリーランス。自分のやりたい仕事を選び、自由なスタイルで働ける一方で、サラリーマンとして働く場合のように常に安定した収入を得られないというデメリットもあります。
調子がいい時期は次々と仕事が舞い込んできて大きな収入を得られていても、ぱったりと仕事が途切れてしまうこともあります

収入面で安定に欠けることからフリーランスとして働く中で「お金がない…」という崖っぷちに立たされてしまケースも少なくありません。

ここでは実際にフリーランスとして10年以上働いてきた筆者の体験談を踏まえて、そんな崖っぷちを抜け出す方法をご紹介します。

フリーランスが金欠になってしまう理由

フリーランスが金欠になってしまう理由にもさまざまなものがあります。ここではフリーランスとして稼げない、金欠になってしまう理由の代表的なものをいくつかピックアップして詳しくご紹介します。

スキルや経験の不足

フリーランスとして多くの仕事を得るためには、当然報酬をいただくに値するスキルや経験が必要です。ライターであれば文章力や知識、リサーチ能力、企画力など、ディレクターであればコミュニケーション能力やリーダーシップなども求められます。これらのスキルや経験などが不足していれば、生活していくために十分な量の仕事が得られない可能性があります。また、依頼を受けることができても、こなすことができなかったり、不十分な仕事をしてしまったことで次に繋がらなかったりするケースもあります。

スキルや経験が不足する原因としては、フリーランスとして独り立ちするタイミングが早すぎた可能性があります。フリーランスとしての仕事は、他の本業をしながら副業としてもスタートできます。そこで、本業で安定した収入を得ながら副業としてスキルを磨き、経験を積んでいくのがおすすめです。フリーランスとして十分に生活できるだけの収入を確保できるようになってから本業へとシフトして行くことで、精神的にも経済的にも安定した状態で働き始めることができるでしょう。

予想外の出来事での収入減

フリーランスとして仕事をしていると、予想外の出来事で仕事が激減することもあります。例えば、2020年頃から世界中で蔓延した新型コロナウイルスによって多くの人の生活が一変しました。この時期、外出の自粛、イベントの中止などの影響で筆者も多くの仕事を失いました。クライアントによっては規模縮小によって依頼をくれていた部門が消滅したり、担当者がリストラされてしまったりといったことも。

結果として、ほんの数ヶ月間で収入は半減し、新しいクライアント捜しに追われることになりました。この時期、フリーランス向けのの人材募集サイトには仕事を求める方が急激に増えていたため、同じ様な危機に陥った方も多かったのでしょう。

その他にも、社会情勢などによって仕事量や得られる収入が大きく変動する可能性があります。ある程度の予測はできても未来のことを把握できるわけではないですが、急に収入が激減したり、途絶えたりしても最低限貯金などで対応できるように準備しておく必要があります。

仕事そのもの(ジャンル)への需要の減少

今は十分な仕事量があっても、それがずっと続くとは限りません。例えば、この10年ほどで急速に成長したYouTubeなどの動画配信を利用したビジネス。近年はバブル状態になっており、動画作成・編集者、シナリオライターやナレーターなどの仕事には大きな需要がありました。しかし、この数年でAI技術が格段に進歩したことによって、専門的なスキルや環境がなくてもハイクオリティな動画作成が可能となりました。

また、AI音声による自然なナレーション生成もできるようになっています。結果として、仕事への需要は減少しつつあります。また、動画を使ったビジネスのバブルもいつまでも続くわけではありません。新しいメディアが登場したり、市場規模が縮小したりすればそれだけ仕事への需要は減少します

そのためフリーランスとして働くのであれば、自分の専門分野、仕事をしていく分野の将来性をしっかりと見極める必要があります。

フリーランスが崖っぷちから抜け出すためのヒント

前述の通り、フリーランスとして働いているとさまざまな理由から金欠・崖っぷち状態に陥ってしまう可能性があります。そこで、ここではフリーランスが崖っぷち状態から抜け出すためのヒントをいくつかご紹介します。

メンタルを安定させて仕事を継続する

フリーランスとして働く場合、メンタルの安定がとても重要です。チームではなく1人で仕事をすることが多いため、気持ち的に落ち込みやすく、それが仕事に影響しやすくなってしまいます。例えば、1つのミスによってメンタルが不安定になり、2つ、3つとミスが連鎖してしまうといったケースも。すべての仕事を自分の責任の上でこなすというプレッシャーもあり、それだけメンタルの安定は重要となります。

できるだけメンタルを安定させて仕事をするためのコツとしては、できるだけクライアントと密なコミュニケーションを取ることが挙げられます。孤独にならないためではなく、仕事の内容について確認によってミスを減らすことにも繋がります。また、相手にもこちらの進捗状況をしっかり伝えることで、安心してもらえ、信頼関係を築くことにも繋がります。

また、休みをしっかり取ることも重要です。フリーランスの場合、こなした仕事の量=収入となるため、稼ぎたいという気持ちから休みなく働いてしまうという方も少なくありません。仕事を頑張ることは悪いことではありませんが、オーバーワークになると心身ともに疲労が溜まり、メンタルに悪影響を及ぼすのです。しっかりと休みを取ることも頭に入れた上でスケジュールを組むようにしましょう。

メンタルが安定し、仕事を継続できればそれだけ収入増加にも繋がります。

自分を安売りしない

とにかく仕事を欲しいという気持ちから、報酬を低く設定してしまうという方もいらっしゃるでしょう。特にまだ経験が浅い頃は、とにかくより多くの仕事を獲得したいという気持ちから、少々単価が落ちてもクライアントを確保したいと考えてしまいがちです。

しかし、こうして自分を安売りしてしまうと、仕事に見合った報酬を得ることができなくなります。いくら多くの依頼を獲得できたとしても、1人でこなせる量には限界があるため、最終的に得られる収入が少なくなってしまうのです。

頑張っても収入は増えない…そんな状況からフリーランスとしての仕事を継続できなくなってしまうという方も少なくありません。

限界を感じたときの逃げ道を作る

情勢の変化や体力的な問題などから、フリーランスとして働くことに限界を感じてしまうというケースもあります。多くの方が心のどこかでそんな不安を抱いていることでしょう。そこで、フリーランスを続けることができなくなってしまった時、限界を感じた時の逃げ道を作っておくことも大切です。

例えば、再び就職する際に有利になる資格の取得や、スキル磨きを行っておくと限界になってしまった時の逃げ道になります。逃げ道があると考えるだけでも気持ちが楽になることもあるため、用意しておくことをおすすめします。

追い込まれる前に乗り越える準備を

フリーランスという働き方には多くのメリットがある一方で、収入が不安定になりやすいというデメリットもあります。そこで、ここではその原因や、乗り越えるためのヒントについて詳しくご紹介しました。働きながら追い込まれてしまう前に、その悩みを乗り越える準備をしておきましょう。

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投稿者プロフィール

マキ・ユウキ
マキ・ユウキ
会社員を経て2011年にライティング専門会社へ転職。2018年からフリーランスのライターとして幅広いジャンルの取材や記事作成を行うようになる。得意ジャンルはガジェット、乗り物、ウェブサービス、音楽など。ここ数年ではYouTube動画のシナリオ作成などにも挑戦中。

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