新しい年や年度が始まるたび「今年こそは時間を有効に使おう」「良い習慣をつけよう」と目標を立てるものの、なかなか行動に移せていないという方も多いのではないでしょうか?
「今日は寝坊したし、仕事で疲れているし」となにかと理由をつけてサボってしまった…、
「この作業を〇時間以内に終わらせよう」と思っていたのに、気づいたら30分もオーバーしてしまった…など、時間を有効に使うのはなかなか難しいもの。
そんな方におすすめなのがルーティンタスク管理アプリです。今回は、毎日のルーティンタスクを管理できるアプリ「ルータム」をご紹介します。一日一日を効率良く過ごしたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
ルータムってどんなアプリ?
毎日行うタスクの実行予定時間と実績時間を可視化できるタスク管理アプリ「ルータム」は、ルーティンタスクを効率的にこなしたい方や新しい習慣を身に付けたい方におすすめです。
ここからはルータムの基本的な特徴を3つご紹介します。
タスク消化の効率を上げられる
毎日のスケジュールを細かく立てるためには、ひとつのタスクにかかった時間を記録して「このタスクには〇分かかる」と把握することが大切です。
簡単なタスクに必要以上に時間をかけていたり、難しいタスクだと思っていたら意外と早く終わったりと、タスクにかかる時間を正確に予測するのは難しいですよね。
ルータムの最大の特徴は、タスクの予定時間をあらかじめ決めておいて、実際にかかった時間と比較できること。自分が決めた予定時間に対して実績時間がどうだったのかを客観視することで、日々のルーティンの改善につながります。
たとえば予定時間を60分に設定して50分で作業が終わった場合、「なぜ10分も短縮できたか」を分析することで時間配分を見直せるようになるでしょう。
何にどれだけの時間をかけたのかを正しく把握して、タスクの効率化をはかりたい方におすすめのアプリです。
1日のスケジュールが立てやすくなる
タスクの達成度をカレンダー形式で確認できるため、長く続けていくと「毎週月曜日はやる気がなくてタスクをこなせない日が多い」「休日前の金曜日はモチベーションが高くて、タスクの達成率が高い」といった傾向が見えてくるでしょう。
曜日ごとの傾向を把握することで「月曜日はゆるめに設定しよう」「金曜日は資格の勉強や英語の勉強、運動などいろいろできそう」といったように、1日のスケジュールを立てることができます。
自分のがんばりを記録できる
ルータムは毎日の習慣化をサポートしてくれる便利なアプリです。何か新しいことをはじめようと思っても、三日坊主で終わってしまうという方も多いかもしれません。ルータムは子どものころに行っていたラジオ体操のスタンプのように、タスクの達成状況が一目でわかるようになっています。これまでの努力が視覚化されると達成感や成長を感じてモチベーションが上がり、もっとがんばろうと思えるはず。
読書や運動、英語の勉強など、やればやるほど成長が感じられる習慣を身に付けたい方にもおすすめです。
ルータムの料金プラン
ルータムでは無料版とプレミアム版が用意されています。
【無料版】
・作成できるタスク:1日10個まで
・1タスクの繰り返し設定:10日間
【プレミアム版】
・作成できるタスク:無制限
・1タスクの繰り返し設定:無制限
プレミアム版の料金プランは以下の2つです。
・月額プラン:250円
・年額プラン:2,400円
月額プランは1日あたり8.3円、年額プランは1日あたり6.7円なので、しっかり管理をしたい方は年額プランを契約するのがおすすめです。
ルータムの評判は?
ルータムは2021年11月4日にリリースされたばかりのアプリですが、App Storeの「今週注目のApp」に掲載されて注目を集めています。「すぐやるの忘れて三日坊主になるのにこれのおかげでならない!」など、メリハリをつけて勉強したい受験生や学生からの評価が高いようです。
ルータムを実際に使ってみた
ルーティンタスクを効率化できるルータムの使い心地を試してみました。ここでは、登録の流れや使ってみた様子についてご紹介します。
アプリをダウンロード
まずはApp Storeでルータムのアプリをダウンロードします。
ルータムはiPhoneとiPod touchのiOS 15.0以降の端末に対応しています。
Android版やPC版の提供はありません。
タスクを登録
さっそくアプリを立ち上げて、効率化したいルーティンタスクを設定していきます。筆者はいつも朝起きてからぼーっとしてしまい時間を浪費しがちなので、朝のルーティンに時間制限を設けてみることにしました。
「今日」のタブか「タスクリスト」のページから、タスクを登録します。
タイトル「朝のルーティン」と予定時間(20分)を設定し、繰り返しの間隔を設定。タスク実行中に行うチェックリストを入力して「タスクを登録ボタン」で登録完了です。
アプリのデザインがシンプルで操作がとても簡単なので、全くストレスを感じませんでした。
朝のルーティンのほか、習慣化したいストレッチや英語の勉強、散歩なども登録してみました。新しいルーティンについては習慣化するためにとりあえず短い時間で設定して、徐々に増やしていこうと思います。
タスクを実行
タスクを実行する際は、「今日」「予実確認」「タスクリスト」のタブから任意のタスクを選びます。
スタートボタンを押すと、時間のカウントがはじまります。チェックリストの項目が完了したらチェックをつけ、タスクがすべて完了したら「終了・キャンセルボタン」を押して終了。途中で中断したい場合は、一度保存してから再開することもできます。
制限時間を設けることで、テキパキとタスクをこなせました。今回は朝のルーティンを登録しましたが、仕事のタスクでも活用できそう。制限時間内に終わらせよう!と集中して自然にスピードアップできるかもしれません。
タスクの達成率を確認
実行できたタスクはベージュ、未実行のタスクは青で表示され、達成率を一覧やカレンダーで確認できます。さらに、週単位や月単位、年単位での実施時間も表示されるので、俯瞰的にタスク状況を把握できます。
目に見える形で達成率を実感できるため、モチベーションUPにもつながるはず。タスクの平均時間や達成率が高い曜日などの傾向を分析して、スケジュール管理に役立てましょう。
ルータムを使ってみた感想
新しい習慣化とタスクの効率化がアプリひとつでできる
運動や英語の勉強、読書など、何か新しい習慣を身に付けるためには、毎日やらなければいけないルーティンタスクを効率化して、時間を捻出することが大切です。
初めのうちは「とりあえず5分だけ」と簡単に達成できるノルマを設定し、がんばりを記録することで新しい習慣が継続しやすくなります。
・ルーティンタスクを効率化して時間を捻出する
・時間を短く設定してモチベーションを保つ
・がんばりを記録する
ルータムは、上記のような習慣化に大切なことを同時にできるアプリだと思いました。
ゲーム感覚で習慣化できる
ルータムではこれまでの実施時間が表示されるため、ゲームのスコアがたまっていくような感覚で楽しく習慣化できそうです。
「毎日絶対〇〇をしよう!」と連続記録を気にしてしまうと、1回でもできなかったときにショックが大きいですよね。筆者はこれまで、一度習慣が途切れてしまうと「やっぱ私三日坊主やから無理やわ」と諦めてしまい、なかなか新しい習慣が身に付けられませんでした。
今まで自分が継続できたことを数値として記録しておけば、モチベーションの維持につながるはず。できない日があったとしても「今までこんなにがんばったから、1日ぐらい仕方ない」と新たな気持ちで再開できるそうな気がします。
無料版でも十分も使える
無料版とプレミアム版の違いは、タスク登録数と繰り返しの期間。10個も登録できれば十分だと思う筆者にとっては、無料版でも大満足でした。
タスクの繰り返し期間については、無料版で初回実行日から10日までで設定することができます。11日目以降はタスクを新しく登録する必要があり、これまでのタスクとは別に記録されます。しかしタスクを登録する作業は手間がかからないため、無料版でもそれほどストレスはありません。
さらに、何かの機能を使おうとするたびに広告が出てきて使いにくいアプリもある中、ルータムは無料版でも広告が一切表示されないというのもうれしいポイントでした。
ルータムを使ってルーティンタスクを管理しよう
タスクを予定時間と実施時間を記録しておけるルータムは、「目標に向けてがんばりたいけど時間が足りない」という方におすすめのアプリです。
達成状況や実施時間など今までのがんばりが一目でわかるので、三日坊主になりがちな方にもぴったり。機能がシンプルなので、使い方も自由にアレンジできそうです。
ルーティンタスクを管理して充実した毎日を過ごしたい方はぜひチェックしてくださいね。