最近注目を集めているAIツールの1つに「Notion AI」があります。Notion AIには、文章の自動生成、要約、翻訳など、さまざまな機能が備わっています。
しかし、実用性や無料でどこまで使えるのかなど、疑問を抱く人も多いのではないでしょうか？そこで、本記事ではNotion AIの基本的な使い方や特徴、SNSの口コミなどを紹介し、その実力を探っていきたいと思います。
Notion AIとは？
Notion AI（ノーション・エーアイ）とは最新の人工知能技術を活用したAIツールのことで、文章作成や翻訳、校正、ToDoリスト作成など、さまざまな機能があります。
Notion AIの特徴は、自然言語処理技術を駆使して、ユーザーの要望に応じた文章を自動で生成できること。また、文章の翻訳や校正も高い精度で行えるため、外国語でのコミュニケーションや文章作成にも活用できます。
さらに、ToDoリストの作成やスケジュール管理などの機能も充実しており、ビジネスでもプライベートでも活躍します。
Notion AIでできること
文章の要約・翻訳
Notion AIの便利な機能の一つが、文章の要約や翻訳です。Notion AIを使えば、長い文章を自動的に要約してくれるため、読む時間と労力の節約につながります。
また、Notion AIは翻訳にも対応しており、さまざまな言語に簡単に翻訳することが可能。英語が苦手でも海外の文献やサイトを気軽に利用でき、情報収集の幅が広がります。
ブログ記事の作成
Notion AIは、ブログ記事の作成にも役立つツールです。Notion AIを使えば、自動的にタイトルやサブタイトルを生成し、文章の概要や構成を提案してくれます。また、書いた記事の文章を分析して改善点を提案してくれる機能も備えているため、推敲・校閲ツールとしても使えます。
さらに、Notion AIはSEO対策にも対応しており、タイトルやキーワードも提案してくれるため、上手く活用すれば誰でも簡単にブログを作れます。
タスク管理
Notion AIは、仕事やプライベートのタスク管理ツールとしても使えます。タスクを「未着手」「対応中」「完了」の3つに振り分ける「かんばん方式」や、やることをリスト化できる「ToDoリスト」、スケジュール管理に使える「カレンダー」など形式はさまざま。
友人や家族、同僚などの間でToDoリストなどを共有できるので、予定の確認や調整がスムーズに行えます。
リーディングリストの作成
Notion AIは、あとで読みたい本や記事、映画、ポッドキャストなどをリストアップするのにも役立ちます。自分が読みたいと思ったものをリスト化しておくことで、読むべき記事や本を毎回探す必要がなくなり、情報にすばやくアクセスできます。
リストは「書籍」「記事」「TVシリーズ」「映画」「エッセイ」など、種類別に分けられるので検索も簡単です。
また、リスト一つひとつにコメントや5段階評価をつけられるので、読書記録や映画記録として使うのもおすすめ。たとえば読書記録をつけることで、自分がどのような本に興味を持っているのか、またどのような本を読んで楽しんでいるのかを再確認でき、読書のモチベーションが上がります。
日記
Notion AIでは文章を書くだけでなく、カレンダーや写真を入れたオリジナルの日記を作成できます。その日起こった嬉しかったことや頑張ったこと、人生の目標への思いなどを書き留めておくのがおすすめです。
旅行のときは旅先の景色や美味しい料理の写真を載せれば、帰ってからも旅の楽しみを振り返ることができます。
また、データベースを活用すれば、さまざまな記録や分析が可能。日記に習慣づけたいことや頑張ったことを「チェックマーク」などで記録しておくことで、成果や努力が可視化され、モチベーションアップにつながります。
Notion AIの料金プランは？
Notion AIの機能を無制限に使い続けるためには、月額US$10の有料プランへの加入が必要。なお、多機能メモアプリ「Notion」の有料プランに加入しているユーザーは、年払にするとメンバー1人あたり月額US$8で利用できます。
有料プランの機能は以下の通りです。
・作業のスピードアップ
・要約やアクションアイテム、重要ポイントを抽出
・文章の品質を向上
・明確で効果的なドキュメントに書き直す
・より大きなスケールで考える
・新しいアイデアや初稿のブレインストーミング
2023年4月5日までは無料トライアルを行っており、20件のAI応答が体験できます。「Notion AI」の最新技術を無料で試せるのは今だけなので、この機会に使ってみることをおすすめします。
SNSの評判は？
Twitterで「Notion AI」を利用している方々の口コミを集めました。
「Notion AIを使うと大した英語書けない自分でもスラスラ書いていけちゃう」「Notion久々開いたらNotion AIが優秀過ぎた」「メモアプリに近くて扱いやすい」といった投稿が寄せられていました。
また、急速なAIの発展に複雑な気持ちを抱く人や、ライターの仕事が無くなるのではと不安に感じている人もいるようです。
Notion AIを実際に使ってみた
まずはAppleIDかGoogleアカウント、メールアドレスを使ってアカウントを作成します。
ログインできたら画面右側の「ページを追加」をクリック。
「AIを使用して文章を作成」を押すと8つの項目が表示されます。
・アイデアをブレインストーミングする
・ブログ投稿
・アウトライン
・SNSの投稿
・プレスリリース
・創作ストーリー
・エッセイ
・その他
その他の中には、さらに7つの選択肢があります。
・詩
・ToDoリスト
・会議のアジェンダ
・長所、短所のリスト
・職務経歴書
・営業メール
・求人募集メール
これらを選ぶことで、その選択肢に応じた文章をNotion AIが自動で作成してくれます。
まずは「アイデアをブレインストーミングする」を使って、休日の過ごし方のアイデアを出してみます。入力バーに「今度の休日は何をしよう？」と入力すると、ものの30秒ほどで10個のアイデアが出てきました。
・写真を撮りに行く
・博物館や美術館に行く
・ハイキングやトレッキングに行く
・ビーチで日光浴や泳ぎをする
・お祭りやフェスティバルに参加する
・ローカルフードツアーに参加する
・映画館で映画を見る
・家でゆっくり過ごす
・スポーツ観戦に行く
・美容院やスパに行ってリラックスする
続いては「旅行で訪れたい、ユニークな場所」をテーマにブログ投稿を作成してもらうことに。テーマを入力して少し待つと、以下のような700文字ほどのブログ記事ができあがりました。
”タイトル：旅行で訪れたい、ユニークな場所
イントロダクション
旅行は、新しい場所を訪れることができる素晴らしい機会です。しかし、毎回同じような場所を訪れることに飽きた方には、ユニークな場所を訪れることがおすすめです。本記事では、ユニークな場所を3つ紹介します。
イタリアのクロトーネ
クロトーネは、イタリアのカラブリア州にある小さな街です。この街には、古代ギリシャの遺跡がたくさん残っています。また、美しいビーチもあります。しかし、最もユニークなのは、クロトーネにあるピタゴラス博物館です。ピタゴラスは、古代ギリシャの哲学者であり、数学者でもありました。この博物館では、ピタゴラスの業績や彼の哲学について学ぶことができます。
ルーマニアのトランシルヴァニア
トランシルヴァニアは、ルーマニアにある地方です。ここには、美しい城がたくさんあります。中でも最も有名なのは、ブラム城です。ブラム城は、小説「ドラキュラ」のモデルにもなった城です。また、トランシルヴァニアには、世界遺産にも登録されているシギショアラという街もあります。ここは、中世の雰囲気が残る美しい街です。
ニュージーランドのウェリントン
ウェリントンは、ニュージーランドの首都です。ここには、ユニークな博物館がいくつかあります。例えば、テカポの星空博物館では、天文学について学ぶことができます。また、ウェリントンの国立博物館には、巨大なスポンジボブの像があります。これは、映画「スポンジボブ」のプロモーション用に作られたものです。
コンクルージョン
以上、ユニークな場所を3つ紹介しました。これらの場所は、一度は訪れてみたい場所ばかりです。旅行の計画を立てる際には、ぜひ参考にしてみてください。”
文体や文章の長さ、表現を変更したい場合は範囲選択して「AIに依頼」をクリックすると、以下の選択肢が出てきます。
・文章を改善する
・スペルと文法を修正する
・短くする
・長くする
・トーンの変更
・よりシンプルな表現にする
試しにイタリアのクロトーネのトーンを「フレンドリー」に変更してみると、以下の文章が完成しました。
”クロトーネというのは、イタリアのカラブリア州にある小さな街なんだよ。この街には、古代ギリシャの遺跡がたくさん残っていて、また美しいビーチもあるんだ。でも、クロトーネで一番ユニークなのは、ピタゴラス博物館だよ。ピタゴラスっていうのは、古代ギリシャの哲学者であり、数学者でもあったんだ。この博物館では、ピタゴラスがどういう業績を残したのか、彼の哲学についても学べるんだよ。”
続いて、もう少し長くしたい場合は「長くする」をクリック。
「ルーマニアのトランシルヴァニア」を範囲選択して「長くする」を押してみると、153文字だった本文に追加情報が書き足され、491文字の長い文章が完成。同じ語尾が3回以上続いており少し読みづらさもありますが、人が書いたような自然な文章ができあがりました。
Notion AIを使ってみよう
Notion AIには文章作成や翻訳、校正などの機能があり、ビジネスやプライベートでさまざまな使い方ができます。また、ToDoリストの作成もできるため、作業効率のアップにもつながります。
現在はまだ機能としては始まったばかりで改善の余地があるかもしれませんが、今後のAI技術の発展に伴って、より使いやすく便利な機能に進化していくはず。2023年4月5日までは無料トライアルで最大20回まで使えるので、まずは気軽に試してみるといいでしょう。
