logo

CATEGORY

ウェルネストラベルおすすめ施設5選!ツーリズムとの違いやメリットもご紹介

昨今、ただ観光や遊びを楽しむだけではなく心身の健康に配慮した「ウェルネストラベル」に注目が集まっていますが、そもそも「ウェルネストラベル」とは何かご存じでしょうか。「ウェルネスツーリズム」やよく言われる「ウェルビーイング」との違いはなんでしょうか。
この記事では「ウェルネストラベル」のメリットや全国のおすすめ施設、おすすめの体験を詳しくご紹介します。トラベルワーカーにもぜひ取り入れてほしい考え方や旅のスタイルなので、ぜひチェックしてくださいね。

ウェルネストラベルとは?

「ウェルネストラベル」とは“健康的な旅”という意味で、“ウェルネス”という言葉の語源はアメリカのハルバート・ダン医師が1961年に提唱したものです。
「輝くように生き生きしている状態」と定義され、「“ヘルス(health)”より広い意味での健康」という意味合いで用いられています。身体的な健康だけでなく、精神的な健康とその維持ができる生活やポジティブな思考などの包括的な意味合いが込められています。

参考:国立大学法人琉球大学

ウェルネスツーリズムとの違いは?

「ウェルネストラベル」に似た言葉として、「ウェルネスツーリズム」というものもあります。
英語の“トラベル”と“ツーリズム”にはニュアンスの違いがあります。“ツーリズム”は観光などの事業として提供されるものを指している一方、“トラベル”は個人旅行を含めて全ての長距離の移動が含まれています。しかし、日本語においては明確な定義はありません。「ウェルネスツーリズム」も「ウェルネストラベル」とほぼ同じ意味と捉えて問題ないでしょう。

似た言葉、ウェルビーイングとは?

近年では「ウェルビーイング」という言葉を耳にする機会も増えてきています。「ウェルビーイング」は、旅行に限らず日常生活全般について使われる言葉です。「ウェルネス」と同じように、身体と心の健康な状態に加えて、社会的安定・経済的安定・人間関係・充実度などにより総合的に幸福を感じられるか、生き生きと暮らせるかという広い意味合いが含まれています。

企業でも経営施策のひとつや福利厚生の一環として、“ウェルビーイング経営”を取り入れていたり、社員のための“ウェルビーイング”な環境を整えていたりする場合もあります。ウェルビーイングな考え方は今後ますます存在感を増していくでしょう。

さまざまなウェルネストラベルの方法

ひと口に「ウェルネストラベル」といってもその方法はさまざまです。健康的な習慣を取り入れたり、日常ではできない体験をしたりして、心身ともの健康を目指します。
一例を挙げると、以下のようなものがあります。

・ヨガ
・ランニングやウォーキング
・瞑想
・座禅
・セラピーやマッサージ
・湯治(温泉療養)
・食事療法(精進料理、マクロビオティック、酵素ドリンク、断食など)

「ウェルネストラベル」とこれまでにもあった「ヘルスツーリズム」の違いは、体験したことをその後の暮らしに生かしたり、習慣化したりできるか?ということです。身体面・精神面の健康、食事やリラクゼーションを通じ、マインドフルネスを実践することでライフスタイルにも変化を及ぼすことができます。

ウェルネストラベルをする5つのメリット

ウェルネストラベルによるメリットはたくさんあり、例えば以下のようなものが主な効果として知られています。

・遊びでリフレッシュするだけでなく、休暇を健康的に活用できる
・体験後の生活が変わるきっかけになる
・その後の生活にも生かせる体験ができる
・心身の健康の維持や増進に役立つ
・転地効果(普段の生活と違う環境に赴くこと)により、気分転換しやすい

ウェルネストラベルを意識した旅は、その後の私生活や仕事にも良い効果をもたらしてくれるでしょう。

ウェルネストラベルにおすすめ!5つの国内施設を紹介

ウェルネストラベルにぴったりのプランがある宿や昔ながらの湯治ができる宿、ウェルビーイングなホテルなど、日本国内のおすすめの5施設をご紹介します。

国民保養温泉地第1号!歴史ある湯治場で大自然のパワーを感じる

画像はイメージです

青森県の八甲田の山々に囲まれた「酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)」では湯治ステイができます。江戸時代から湯治客が訪れていたという歴史ある一軒宿は、昭和29年に国民保養温泉地第1号として指定された場所でもあります。山々の登山口でもあり、登山やトレッキングにもぴったり。冬にはガイド付きのカントリーツアーも開催され、大自然のパワーを感じられる場所です。十和田湖高原ゴルフクラブのプレー料金が含まれたプランもあるので、身体を動かすアクティビティと温泉の癒しを満喫できます。

最も特徴的な「ヒバ千人風呂」は160畳もの総ヒバ造りの大浴場で、4つの異なる源泉を楽しめます。実は歴史を受け継ぐ混浴施設であるため、女性には抵抗があるかもしれませんが、女性専用の時間帯も設けられているので安心です。
「3廻り10日で万病に効果があらわれる」といわれる酸ヶ湯温泉では、10日程度をゆっくり過ごす湯治スタイルがおすすめ。旅館棟・湯治棟合わせて139部屋あるので、自分に合った滞在が可能です。山間の宿ですが、電波も通じていてWi-Fiもあるので、トラベルワーカーも安心です。

酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)
〒030-0197 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
電話:017-738-6400 (7:00〜21:00)

“禅コンシェルジュ”がいる宿で禅体験×精進料理を

画像はイメージです

福井県の大本山永平寺近くにある「永平寺親禅の宿 柏樹關(えいへいじしんぜんのやど はくじゅかん)」は、「禅に親しみ、越前のおもてなしに親しみ、こころを癒す体験の宿」です。
柏樹關に宿泊し、希望すれば座禅体験と永平寺で日の出前のおつとめが無料で体験できます。140名ほどの僧侶・修行僧の朝課は圧巻です。また、永平寺で研修を受けた“禅コンシェルジュ”が禅道場での体験や、柏樹關館内で禅の世界を案内してくれます。

柏樹關では「グレードアップ特選精進料理プラン(夕朝食付き)」がおすすめ。「精進料理では物足りないかも…」という方には、精進料理をベースとした和食膳が選べる「柏樹關スタンダードプラン」や、福井の味覚も堪能できる「味覚宿泊プラン」もあります。
ほかにも希望すれば写経体験や、1か月で8日間しか体験できない香湯(こうとう)体験など、特別な体験も可能。

永平寺親禅の宿 柏樹關(しんぜんのやど はくじゅかん) 
〒910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比6-1
電話:0776-63-1188
予約センター:050-3504-9914(9:00~18:00)

世界初の認証W取得!ウェルネスな京都のホテル

画像はイメージです

京都の河原町にある「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」は、世界で初めてWELL認証とLEED認証を同時に取得したホテルです。
WELL認証とは、環境や健康に配慮した建物が認定される制度で、空気・水・食物・光・フィットネス・快適性・こころの7つの領域が評価されます。ゴールドランクを取得していて、“ウェルネス”なホテルの先駆けともいうべき存在です。LEED認証はグリーンビルディングに対する評価で、シルバーランクとの評価を受けています。

ホテル内の吹き抜けの中庭では京都の植生を再現したという「大緑化壁」が見る人に癒しを与え、安心できる空間のために空調方式も工夫されています。京都らしさも表現した客室は天然素材にこだわって創り上げられ、独自に開発した「快眠照明システム」を採用。快適な眠りと目覚めにも配慮されています。瞑想・座禅・気功・ファスティングなどのウェルネスプログラムや体験ツアーにも参加できるので、充実したウェルネストラベル体験ができることでしょう。

GOOD NATURE HOTEL KYOTO
〒600-8022 京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318番6
電話:075-352-6730

2200以上の源泉数を誇る別府で湯治ステイ&地獄蒸し体験

画像はイメージです

日本一の源泉数を誇る“おんせん県”こと大分県。その中でも突出した2200以上の源泉があり、もくもくと湯けむりの立ちのぼる別府はウェルネストラベルにぴったりの行き先です。「湯治柳屋」は別府八湯の中でも鉄輪(かんなわ)に位置する自家源泉かけ流しの宿。徒歩圏内にも多くの共同浴場や温泉施設、足湯や蒸し湯などがある便利な立地です。

温泉の高温の蒸気を活用して食材を蒸す「地獄釜」もあり、地獄蒸しのヘルシーな朝食や「蒸し物セット」を予約しておくことも可能。炊事場で自炊も可能なので、長期滞在にもぴったり。地獄蒸しイタリアンが楽しめるレストランも併設されています。
Wi-Fiが使用できるコワーキングスペース「アンテルーム」や隣接するカフェもあり、トラベルワーカーのワーケーションにも最適な滞在先です。

サリーガーデンの宿 湯治柳屋
〒874-0043 大分県別府市鉄輪井田2組 鉄輪銀座通り
電話:0977-66-4414

ワンランク上のウェルビーイングトラベルなら

画像はイメージです

湯治より短期間でウェルネストラベルを体験したい方は、さまざまな施設が揃うホテルがおすすめです。鹿児島県指宿市に誕生したのは“心と体を満たすヒーリングリゾート”がコンセプトの「別邸 天降る丘(あまふるおか)」

指宿温泉の大浴場はもちろん、セラミック・スパや岩盤浴、砂むし風呂などの温浴施設が揃います。ハイテクリラクゼーションマシン“アルファ21”や、フィットネスルーム、エステやマッサージなどもできる充実のホテルです。森林の中の貸し切り露天風呂や檜の客室露天風呂もあり、鹿児島県の本土では唯一のインフィニティプールも備えています。 温泉熱を利用しているため、温度は32~34 ℃ で一年中利用できます。

アクティビティはトレッキング・散策・星空ウォッチング・オンラインヨガなどが楽しめるので、自分好みに楽しみたい方におすすめのホテルです。

別邸 天降る丘(あまふるおか)
〒891-0304 鹿児島県指宿市東方5000番地
TEL.0993-26-3322

トラベルワーカーにウェルネストラベルはぴったり

ウェルネストラベルはトラベルワーカーにもおすすめの旅行スタイルです。
パソコン1つで仕事をすることも多いトラベルワーカーは、気がつくと長い移動時間で身体に疲れが溜まり、カフェやホテルの高さの合わないデスクで作業しているうちに首や肩が凝り固まってしまいがち。自分でも気がつかないうちに身体に負担がかかってしまっているかもしれません。時間の融通が効くために、夜遅くまで仕事に追われ、不規則な生活になってしまいがちな人もいるでしょう。

身体的な疲れだけでなく精神的な心のゆとりを取り戻すためにも、仕事の合間や休暇には身体をいたわり健康を維持することを意識して、ウェルネストラベルを取り入れてみてはいかがでしょうか。朝のヨガやランニングで頭をスッキリさせたり、宿坊での宿泊体験や瞑想体験など非日常空間で規則正しい生活を送ってみたり。

全国には、記事で紹介したほかにもウェルネスなアクティビティが盛り込まれた“ウェルネスツアー”やジムなどの設備があるホテルもたくさんあります。“ウェルネス”な旅は、新たな気づきやインスピレーションを得られるきっかけになるかもしれませんよ。

記事一覧へ戻る

人気の記事ランキング

ranking

top