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日本で韓国に携わる仕事って?必要な韓国語のレベルや勉強法は?

夜の韓国の街

「韓国語を仕事に活かしたい!」「韓国語を使って仕事をしたい!」などと思ったことはありますか?韓国に携わる業種は幅広くあり、初級レベルから高級レベルまでさまざま。
今回はどのように韓国語を活かして働くのか、日本で韓国に携わるにはどのような業種があるのかをご紹介します。
必要なレベルや韓国語の勉強方法、コツについてもご紹介していますので、韓国語を勉強したいと思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

韓国語を仕事に活かすにはどのくらいのレベルが必要なの?

韓国の屋台

ここでは韓国語を活かせる仕事や、そういった職業に就くために必要なレベルについてご紹介します。

日本で韓国に携わる仕事・韓国語を活かす仕事はある?

韓国語を仕事に活かせるような業種は、実は身の回りにたくさんあります。

1.航空会社

国と国を結ぶ航空会社では、韓国語を使う機会が多くあります。
韓国系航空会社の客室乗務員やグランドスタッフとして働くためには韓国語は必須といえるでしょう。
そのほかの航空会社で働く場合にも韓国のお客さまが飛行機に乗ることも多くあるため、韓国語を活かせる機会は少なくありません。

2.宿泊業

ホテル・旅館のフロントやコンシェルジュ、ドアマンなど宿泊施設の窓口となるような業種や施設内にあるレストランサービスなどでは韓国語を使う可能性があります。
最近では海外からの観光客はかなり少ない状態ではありますが、韓国は飛行機で3時間ほどで行き来できる国であるため、旅行が活発になれば韓国からの観光客も増えて韓国語を使う機会も増えるでしょう。

3.免税店

免税店には世界各国の人が来店することから、外国語を話せると接客の幅も広がります。
日本・韓国両方の免税店はもちろんのことですが、世界のどこの免税店で働くことになっても韓国語を使う機会は少なくないはずです。

4.観光案内

観光案内では、韓国語を専門的に扱う担当があれば配属してもらうことが可能でしょう。
その土地の知識も併せて必要になりますが韓国の方を専門的に接客できるため、「とにかく韓国語をたくさん使って仕事したい!」という方におすすめです。

5.貿易事業

貿易事業に関わる場合にも、韓国語を使うことがあります。貿易先相手が韓国であったり、韓国の製品を扱っていたりする場合には韓国語を使うこともあるでしょう。しかし貿易ではビジネス用語を覚える必要があるため、高いスキルが必要になります。

6.韓国企業

韓国企業で働けば自然と周りには韓国の人が集まるため、韓国語を使う機会が多くなります。
しかし語学のスキルは日常レベルでは対応しきれないことから、現状の語学力によっては長期間の勉強が必要になる場合もあるでしょう。
企業で使う言葉を覚えながら業務自体も覚える必要があり、全体的なスキルとしてはかなり高いものを求められます。

7.韓国語の通訳・翻訳

韓国語の通訳では、同時通訳から旅行関係の通訳、そしてインターネットや本など翻訳の仕事もあります。
通訳という仕事は幅が広く必要なスキルもさまざまですが、同時通訳であれば単語の引き出しや即時に理解できるほどのスキルが必要になりますし、旅行関係であればお互いの言いたいことを理解し適切に伝える能力が必要です。
インターネットや本、映画など、文章の仕事をする際は、韓国語の理解に加えて文章力や表現力も必要になります。

韓国語を仕事に活かすにはどのくらいのレベルが必要?

韓国料理

韓国語を仕事に活かすには、どのくらいの語学力が必要なの?と気になりますよね。
業務内容によっても変わりますが、ここでは韓国語能力検定(TOPIK)の資格で、どの級でどの程度の業務ができるのかをご紹介します。

<韓国語能力検定(TOPIK)初級>

初級レベルの評価基準
●1級

・自己紹介、買い物、飲食店での注文など生活に必要な基礎的な言語(ハングル)を駆使でき、身近な話題の内容を理解、表現できる。
・約800語程度の基礎的な語彙と基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる。
●2級
・簡単な生活文や実用文を理解し、構成できる。
・電話やお願い程度の日常生活に必要な言語(ハングル)や、郵便局、銀行などの公共機関での会話ができる。
・約1,500〜2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できる。
・公式的な状況か非公式的な状況かの言語(ハングル)を区分し、使用できる。

引用:公式サイト

基礎的な言語を駆使できる初級レベルであれば、下記の業務で働けると考えられます。
・宿泊業
・免税店

お客さまに対して商品の説明をしたり、相手が何を伝えたいのかをくみ取ったりする程度の語学力が必要です。

<韓国語能力検定(TOPIK)中級韓国語能力検定(TOPIK)高級>

高級レベルの評価基準
5級

・専門分野においての研究や業務に必要な言語(ハングル)をある程度理解と使用ができ、政治・経済・社会・文化などの全般に渡った身近なテーマについて理解し、使用できる。
・公式的、非公式的且つ口語、文語的な脈絡に関する言語(ハングル)を適切に区分し、使用できる。
6級
・専門分野における研究や業務遂行に必要な言語(ハングル)機能を比較的正確に、流暢に使用でき、政治・経済・社会・文化などの全般的なテーマにおいて身近でないテーマに対しても不便なく使用できる。
・ネイティブ程度までではないが、自己表現を問題なく話すことができる。

引用:公式サイト

専門的な知識を持って韓国語を使える高級レベルでは、下記の業務において安心して韓国語を活かせるでしょう。
・貿易事業
・韓国語の通訳・翻訳
・韓国企業

専門知識の必要な業務であっても、高級レベルであれば基本的には問題なく働けるといえます。仕事をしながら新たな言葉をインプットする必要はあるかもしれませんが、十分な語学力だといえそうです。

日本に居てもできる!韓国語の勉強方法

韓国の街

「韓国語を習得して仕事で活かしたい!」と思っている方も、「今の実力をより向上させたい!」と思っている方も、必要なのは「勉強」ですよね。
ここでは筆者のおすすめの勉強方法についてご紹介しますので、試していない方法があればぜひ試してみてくださいね。

単語を覚える

まず、語学の基本は単語を覚えること。会話の構成ができていなくても、単語さえ話せたり聞き取れたりすれば最低限のコミュニケーションができます。
もちろん仕事で使う場合には細かいニュアンスや、言葉の意味をきちんと理解する必要もありますが、ちょっとしたときに役立てたいと思う方には、まず単語を覚えることが効果的といえるでしょう。

単語は、メモをして覚える方もいれば耳で聞いて覚えるという方もいます。覚え方は自分好みの方法を突き詰めることが一番ですが、筆者はまずは単語をノートに何度も書き、ハングルの形を記憶するようにしています。
そのあと耳で聞いて目で見た記憶と一致させるようにすると、筆記も聞き取りも同じタイミングで覚えることができます。
ハングルの場合は基本的には目で見たとおり読めば発音できるのですが、文字の規則によっては特殊な読み方をするものもあります。そういった特殊なものを覚える際にも目と耳のどちらでも覚えておくことが大切です。

動画で耳を鍛える

単語を覚えたら、次は耳を鍛えていきましょう。どの語学も共通していえることかとは思いますが、勉強で使用する会話と実際ネイティブの人たちがしている会話はスピードが全く違います
ゆっくり話している言葉は理解できても、ネイティブの会話を聞くと全くわからなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。
さらに一度わからない言葉がでてくることで頭が混乱し、何を言っているのかがわからなくなることもあります。
脳がついていかなくなってしまうと思考停止になるケースもあるため、まずはネイティブの会話を聞く練習から始めることをおすすめします。

最近ではYouTubeで動画を観ることもできますし、NETFLIXやAmazon Primeなどで韓国ドラマを観ることもできます。字幕があるものは最初に日本語字幕を見ながら観て、そのあと韓国語字幕を見て理解が深まっているかを確認することもおすすめです。
NETFLIXではChromeの拡張機能を使うことで(月額97円)字幕を2カ国分同時表示ができるため、同時字幕でドラマを観るのもおすすめです。

シャドーイングをする

韓国語を話すスピードに慣れるには、真似をすることも効果的だと考えられます。
シャドーイングは、耳で聞こえたことをすぐに追いかけるような形で発声する練習方法で、韓国語の教材→YouTube→ドラマなど徐々にスピードの速いものに挑戦していくのがおすすめ。

筆者は、最初は教材の発音CDを使って真似をするようにし、そのあとドラマを観ながらシャドーイングをするようにしていました。ネイティブほど早く言えない言葉ももちろんたくさんありましたが、そういった言葉はメモをして目で見ながら発音するように心がけていました。
シャドーイングも同じ文章を繰り返していると口が慣れてくるため、繰り返して練習するとよいでしょう。

実際に会話して話す力を養う

いくら勉強をしていても、実際に話してみないと自分の実力もわかりません。そのため、実際に会話する機会をつくってみるのはいかがでしょうか。
最近ではインターネットで友人をつくったり、講師を探して気軽に会話できるようなサービスを使ったりする方も増えています。基本的に20〜30分で数千円と高額ではないことから、手軽に試せるでしょう。

会話のレベルも自分に合わせて選択できるため、「初級だから」「全然話せないから」などと思わず、ぜひチャレンジしてみてください。正しい言葉ではなかったとしても、相手に伝わる楽しさや講師に教えてもらうことで新しい発見もできますよ。

語学学校やカウンセリングに通う

勉強方法や自分の実力に悩んだら、語学学校に行ったりカウンセリングを受けたりすることをおすすめします。勉強で行き詰まるとモチベーションが下がってしまい、勉強自体が億劫になることや仕事で活かせなくなってしまうこともあるでしょう。
そういったときはプロの力を借りて、自分にはどのような勉強方法が有効か、ほかにはどのような勉強方法があるのかなどを知ることで、新たな目標を掲げることもできるでしょう。

韓国語を仕事で活かしたい場合、業種によって初級から高級など必要なスキルは異なります。しかし「韓国語が好き」「韓国語を活かした仕事がしたい」という思いを強く持ち続けていれば、今はスキルが足りなくとも努力次第で今以上にレベルアップすることは可能です。
韓国語を好きな気持ちや、韓国語を話したいという気持ちを大切にして業務・勉強に励んでみてくださいね。

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