日本から約2100km、時差はたったの一時間。羽田空港から飛行機で約4時間の太平洋西部に位置する台湾。皆さんは、台湾と言えばどんなものを想像しますか?某アニメ映画の舞台になったと言われている九份、日本で一躍大ブームとなったタピオカミルクティー、鼎泰豐の小籠包などなど、様々なものがありますよね。
今回ご紹介するのは、台湾・台北にある日本人街「中山」です。その名の通り、中山には多くの日本人がここに集まっています。台湾でのトラベルワークの合間にほっと一息つきたい、気分転換したいという方は必見ですので、是非参考にしてみてください。
台湾の良いところと注意すべきところ
良いところ:物価が安い
台湾は何より物価が安く、両替の際は日本の空港ではなく台湾の空港(桃園国際空港、松山空港)でするのがおすすめです。英語や日本語が通じますし、銀行の両替所しかないので安心して両替ができます。
良いところ:公用語は中国語
台湾って何語喋るの?台湾語?とよく聞かれますが、台湾では一般的に中国語を使います。日本語の漢字と中国語の漢字の意味は似ていることもあり漢字は日本人には馴染みのある文字なので、そういった点では勉強しやすい言語でもあるかもしれません。
注意点:治安はあまりよくない
台湾はバイクの使用率が高く、接触事故も多く見られます。日本では横断歩道を渡る際、歩行者を優先してバイクや車が止まってくれますが、台湾は横断歩道が青でも容赦なく突っ込んできます。そのため横断歩道を渡る時は特に注意するようにしましょう。そして、女性一人でのタクシーの乗車も危険ですので、なるべく乗らないようにしましょう。
中山への行き方
台湾では公共交通機関を使う際、悠遊卡(Easyカード。日本のSuica、ICOCAのようなもの)を使うのが一般的です。しかし切符を買う場合は、例えば台北MRTではトークンが切符となります。日本では紙の切符なのに対し、台湾ではトークンなところが少し新鮮味を感じますよね。
中山へはMRT中山駅2番出口から行くのがベストな方法。日本で言う東京駅の様に規模が大きい台北駅から、紅線と呼ばれる淡水信義線の淡水あるいは北投行き、綠線と呼ばれる松山新店線の松山行きに乗ればたった一駅で行けます。MRTの運賃はNT20~NT65、日本円にして約¥70~¥240と、大変お得です。ちなみに2番出口に出てお隣には大きなデパート「新光三越」があるので、お買い物に行きたいなと思った時にいかがでしょうか。
見覚えのある日本の企業名が…
中山駅から暫く歩いていると、見覚えのある日本の企業を沢山見かけます。写真にあるこの大きな建物はホテルオークラ。筆者自身、台湾に来るまではこのホテルは日本にしかないと思っていたのですが、初めて中山に来た時にホテルオークラが台湾にもあるのだと知りました。機会があれば、一度ここに宿泊してみるのもいいかもしれません。
続いて目にしたのは、日本でもお馴染み「ダイソー」です。台湾でも日本と同じく100円ショップがあり、生活必需品、お菓子、文房具などなど、欲しいものは全てここで揃います。
ダイソーの他にもSeriaが台湾に進出しているのですが、「i color」という名前になっています。台北に行った際は是非見つけてみてください。
一息出来る場所3選
中山駅から歩いて約10分、まっすぐ歩いてマクドナルドが見えたら信号を渡り、右方向へ曲がってドラッグストア「Watsons」やフォルテオレンジ ホテル リンセンが見えれば到着です。ここは中山の林森北路と呼ばれる場所で、日本人向けの飲み屋さんが沢山集まっています。リフレッシュしたい、ストレス発散したい、気分転換したい、そんな時にピッタリな場所です。どんなお店が集まっているのか、3つご紹介します。
台日交流Cafe&Bar Kiseki
ドラッグストア「Watsons」が見えたら左に曲がり、まっすぐ進むと見えてきます。このお店はその名の通り台湾と日本の交流を目的としたバー。店員さんは日本人の方なので中国語に自信がないという方も行きやすい場所です。季節ごとにイベントが行われ、最近では10月末にハロウィンパーティーが開かれました。お店の写真を撮ってもいいですか?と聞いたところ快く承諾してくださり、「夜8時から開いているので是非遊びに来てくださいね!」と声も掛けてくださいました。
築地銀だこハイボール酒場
日本人なら誰もが知っているたこ焼き屋チェーン店銀だこ。Watsonsが見えたらもう少しまっすぐ進み、角を曲がれば見えてきます。
ハイボール酒場ということで、お酒を飲めるのがまた良いですよね。たこ焼きを食べながら一杯飲める、というのはとても至福のひととき。海外にいると日本の味をなかなか嗜むことができないことが多いと思います。本場の味が恋しくなった時に是非いかがでしょうか。
居酒屋 呑兵衛
Watsonsが見えたらもう少しまっすぐ進み、先程紹介した銀だこが見えたら暫くまたまっすぐ進みます。そして4つの旗が見えたら到着。日本にはない飲み屋さんですが、とてもオシャレなうえにお座敷個室もあるのでゆっくりくつろぐこともできます。入口の横に貼られているメニューを見ると食欲が徐々に湧いてきますね。
番外編
リフレッシュ、ストレス発散には遊ぶことも大事ですよね。ということでおすすめしたいのがこちら。
UFOキャッチャーは日本だとゲームセンターに行けば見かけますが、台湾ではなんと街中で見かけます。中山では日本人がよく集まるということで、日本人スタッフの方もいるようです。台湾と日本のUFOキャッチャーのシステムは若干違うのですが、スタッフに聞くことができるため操作方法が分からなくても安心してプレイすることができます。
台北でのトラベルワークに息抜きを
今回は台湾・台北の日本人街「中山」のご紹介をしました。日本との距離が近かったり、時差がそんなになかったりと日本に親近感が湧くことも多々ある一方、衣食住においてギャップを感じることもあると思います。日本がふと恋しくなった時、ストレス発散したい時、一杯したい時、台湾ならではの気分転換の仕方を試してみてはいかがでしょうか。きっと最高のひとときを味わうことができますよ。