フランスのパリは、さまざまな国からトラベルワーカーが集まる国際都市です。美しい街並みや観光名所を散策しながら充実したトラベルワークが楽しめます。慣れない土地でのトラベルワークでは、治安や作業スポット情報を事前に把握しておくと安心です。
今回は、フランスのパリでトラベルワークを経験した筆者が、フランス・パリのトラベルワークのコツや注意点についてご紹介します。おすすめの作業スポットも合わせて紹介するので、パリではじめてトラベルワークをする方や作業スポットを探している方は、ぜひ参考にしてください。
フランス・パリでトラベルワークを楽しむ3つのコツ
フランスのパリでトラベルワークを安全に楽しむための3つのコツを、筆者のパリ滞在経験をふまえてご紹介します。
SIMカードをゲットし快適に仕事しよう
トラベルワークに必須なのが、ネット環境。日本からポケットWi-Fiを借りていく方法もありますが、1週間以上の長期でトラベルワークをするなら、現地のSIMカードを利用したほうがお得な場合が多いのでおすすめです。
Freeがおすすめ
フランスには格安SIMカードが豊富に揃っており、日本に比べてかなりお得にネットが使えます。筆者が使っていたのは、Freeという会社のSIMカードです。なんと1か月19.99ユーロ(約2,500円)で100GBまで使えるプランだったため、PCで仕事をする際もスマホからテザリングをしていました。
パリのカフェやホテルには無料Wi-Fiが飛んでいることが多いですが、セキュリティ面を考えると自分のスマホからテザリングしたほうが安全に仕事ができるのでおすすめです。データ通信量を気にせずにどこでもネットにつないで仕事ができるのは、非常に便利です。
スリ・置き引き対策をしよう
フランスのパリは一大観光都市ということもあり、スリや置き引きなどの軽犯罪が頻発しています。パリ市内を観光しているときはもちろん、街中のカフェなどで仕事をしているときも貴重品の自己管理を徹底しましょう。
席取りの際にも注意
日本のカフェではカバンや上着などを置き、席を取ってから注文しに行くことはよくありますが、フランスではNGです。数分目を離しただけでも盗難に遭う可能性が非常に高いため、注意しましょう。フランスでは、そもそも私物を置いて席を取るという習慣があまりありません。観光客などが席を取るために置いていた私物を、フランス人が悪気なくどかして座ってしまうといった光景を何度か見たことがあります。いずれにせよ、フランスでトラベルワークをする際は、先に注文してから席を探すか、同行者がいる場合は順番に注文しに行くことをおすすめします。
トイレに行く際にも注意
パリのカフェや図書館などの公共スペースでトラベルワークをする場合、トイレに行く際も貴重品は必ず持って席を立ちましょう。注文時と同様に、ほんの数分目を離しただけでも盗難に遭う可能性があります。学生が多い図書館などでは、近くに座っている人に「トイレに行きたいから、ちょっと荷物を見ていてくれる?」と声をかけられることも多く、周りのフランス人も当たり前のように対応しています。ただし、慣れない土地では誰を信用できるか見分けるのも難しいため、なるべくPCを含む貴重品は常に自分で管理するのがベターです。
充実したトラベルワークにするためには、十分すぎるくらいの安全対策を徹底しましょう。
ホテル選びでは周辺の治安をチェック
パリでトラベルワークをする際には、宿泊先のホテル周辺の治安を事前に調べておきましょう。パリは計20の区からなる大都市で、地区によって治安が大きく異なります。安全にトラベルワークをするうえで、ホテル周辺の治安をチェックしておくことは非常に重要です。
避けたいエリア1.パリ北駅・東駅周辺
特に避けたほうが良いエリアの1つに、パリ北駅や東駅周辺があります。フランスの地方へ向かう列車や国際列車も発着する主要駅のため便利な立地ですが、夜になると物乞いやホームレスが増え治安が悪化します。ドラッグの匂いがしてくることもあり危険なため、宿泊先にはおすすめしません。
避けたいエリア2.サン=ドニ
パリ北部の郊外に位置するサン=ドニも、治安が悪いエリアとして知られています。安価なホテルが多く見つかりますが、アジア人が少なく目立つほか犯罪多発地域とされているため、ホテル選びの際には避けたほうが無難なエリアです。
避けたいエリア3.モンマルトル
有名フランス映画『アメリ』の舞台として人気のモンマルトルも、実は治安が不安なエリアです。昼間は問題ありませんが、キャバレーなどの夜遊びスポットが集中していることもあり、夜は雰囲気が変わり治安が悪くなります。特に女性は、モンマルトル周辺のホテルへの宿泊は避けたほうが良いでしょう。
おすすめのエリア:マレ地区
パリでおすすめの宿泊エリアは、パリ3区のマレ地区周辺。パリ市内の中心地で人通りが多い分警察の巡回も多い印象で、治安は比較的良いのが特徴です。おしゃれなカフェやコワーキングスペースも豊富なため、トラベルワークにも便利な立地といえるでしょう。
フランス・パリでおすすめの作業スポット3選
フランスのパリでトラベルワークをする際にぜひチェックしたい、作業スポットを3つ厳選しご紹介します。
Le10H10 Sentier
「Le10H10」は、パリ2区にあるおしゃれなコワーキングカフェです。メトロ3号線のSentier駅から徒歩1分と駅近なため、はじめてパリでトラベルワークをする方でも気軽に足を運べます。
フランスならではの内装
「Le10H10」の最大の魅力は、パステルカラーに包まれた可愛らしいデザインの内装です。ソファやクッション、ライトまで、女心をくすぐるようなフランス雑貨が揃っており、まるでパリジェンヌのおうちに遊びに来たような気分になれます。内装はポップですが、BGMは控えめで落ち着いて作業できます。
料金・設備
利用料金は1時間5ユーロ、1日25ユーロで、無料Wi-Fiと電源はもちろん、フランス菓子食べ放題とソフトドリンク飲み放題が含まれます。スタッフは英語対応OKで、はじめての利用でも親切に説明してくれるので安心です。
基本情報
名前:Le10H10 Sentier
住所: 19, rue de Cléry, 75002 Paris
電話番号:01 42 33 74 01
公式サイト:Le10H10 Sentier
パリ日本文化会館の図書館
15区にあるパリ日本文化会館の図書館は、パリ市内の穴場作業スポットです。メトロ6号線のBir-Hakeim駅から徒歩2分でアクセスできます。パリの人気観光スポットであるエッフェル塔からも徒歩5分のため、まさにトラベルワークには最適の作業スポットです。
パリ日本文化会館
パリ日本文化会館は1997年にオープンしました。現在は国際交流基金が運営する施設で、日本文化関連のイベントや展示会、シンポジウムなどが定期的に行われています。館内には誰でも無料で利用できる図書館があります。
設備
図書館には無料Wi-Fiが完備され、電源も各テーブルで利用可能です。図書館ではありますが、パリに住む日本人のほかフランス人大学生も多くPCで作業しているため、筆者もトラベルワークでよく利用していました。日本の図書館のような落ち着いた雰囲気のなかで、集中して作業できる穴場の作業スポットです。何かわからないことがあっても職員のなかには日本人もいるため、日本語が通じて安心です。
基本情報
名前:Maison de la culture du Japon à Paris
住所: 101 bis Quai Branly, 75015 Paris
電話番号:+33144379501
公式サイト:Maison de la culture du Japon à Paris
リュクサンブール公園
パリらしい優雅な雰囲気のなかでトラベルワークをしたい方におすすめなのが、リュクサンブール公園。公園内にWi-Fiは飛んでいませんが、SIMカードやポケットWi-Fiがありどこでも作業ができる方は、ぜひ訪れたいスポットです。
自然に囲まれてリラックス
RER B線のLuxembourg駅の目の前にあり、広い敷地内には綺麗に整備された庭園が広がります。フランス人の憩いの場としても知られており、のんびり読書をする人やPC作業をする人、サンドウィッチ片手にランチタイムを楽しむ人など、さまざまな人が訪れる場所です。
公園の中心部には噴水があり、色とりどりの花や公園の隣にある立派なリュクサンブール宮殿を眺めながら優雅に作業ができます。椅子はいたるところにあり、好きな場所に移動させて作業することが可能です。
天気が良い日は「ザ・ヨーロッパ」な美しい風景を眺めながら、開放的な空間で作業するのもおすすめです。移動の合間など、短時間でサクッと作業したい際におすすめなスポットになります。
フランス・パリでトラベルワークをする際には、治安の面には気を配りながら街の美しい魅力に触れてみてください。コワーキングスペースや公園など、さまざまな作業スポットに足を運んでトラベルワークを楽しみましょう。
フランス・パリでトラベルワークをする際には、治安の面には気を配りながら街の美しい魅力に触れてみてください。コワーキングスペースや公園など、さまざまな作業スポットに足を運んでトラベルワークを楽しみましょう。