常にお家に閉じこもって仕事をする在宅ワーカーには、息抜きが大事です。「今週、家から一歩もでていない……」というワーカーさんも多いのではないでしょうか?そのままでは、気づかずストレスが溜まってしまいます。
気晴らしに、海を見に、ちょっとした旅行にでかけてみませんか?
在宅ワークでたまるストレス
在宅ワーカーの大敵、ストレス。
気づいたら「家から一歩もでていない」「今週だれとも話していない」そんな経験もあるのではないでしょうか。
「家で働けるから在宅ワーカー最高!」と思っていた方も、いい加減外にでたくなっているのではないでしょうか?例えば、こんなお悩みが多いように感じます。
・誰とも合わない、話さないため孤独
・外出をしなくなり、運動不足
・仕事とプライベートの線引きがあいまいになっている
気づかずたまるストレスに加えて、コロナ過の影響もあります。行動が制限されるので、スポーツジムにも行けないしショッピングも楽しめない。加えて友達と飲みに行けないなど、うっぷんはたまり続けます。そうなると、仕事にも影響してしまいますよね。
筆者はフリーランスのWebライターをしているので、在宅での仕事がメインです。調子がいいときはすらすら書けるのですが、煮詰まると記事が書けなくなります。
納期もせまり、焦るけど書けない、そんな仕事からくるストレスは家の中だけでは解消できません。同じ苦しみをかかえるフリーランスも多いでしょう。
そんな方は、ちょっと外に足をのばしてみませんか?
33分のプチ旅行。在宅ワーカーの息抜き
外出といっても、ふだんと同じようにショッピングモールにいって買い物をするだけだと日常的すぎるかもしれません。
遠出するにもお金がかかるし、なにしろ緊急事態宣言中には泊まりの旅行にも行きづらい……そんな方に、ぴったりの息抜き方法があります。
それは海を見にいくことです。都内で疲れた心を、自然に癒してもらいましょう。都内からでも簡単にアクセスできる、湘南。少し都会をはなれるだけで景色がガラッと変わります。そんな湘南への移動は、ちょっとしたプチ旅行気分を味わせてくれるでしょう。
藤沢駅
江ノ電の改札をくぐると天井が丸いアーチを描く、江ノ電出発駅・藤沢駅。
ほどよく栄えている藤沢ではまだ潮風を感じることができませんが、ホームに停車する緑の車体が「これから江の島にむかう」そんな期待感をあおります。
路面電車特有の車体のコンパクトさが、おもちゃの電車のようなかわいらしい印象をうけます。ノスタルジックな電車にのったら、さあ旅行のはじまりです。
江の島駅
藤沢駅を出発した江ノ電は、石上駅・柳小路駅・鵠沼駅・湘南海岸公園駅をこえ、10分で江の島駅に到着します。すでに見える景色はガラッと変わり、海が広がっています。
途中下車すると海にぽかりと浮かぶ島がみえます。これが江の島です。
江の島に向かって右側が日本一サーファーの人口が多い「鵠沼海岸」で、左側は風が吹く日にウィンドサーフィンでにぎわう「七里ヶ浜海岸」です。
鎌倉高校前駅
江の島をすぎた江ノ電は、路面電車の本領を発揮します。住宅地をゆっくりガタゴトと進んでいき、湘南に住む人たちの家にサーフボードが置かれている様子が見えます。
住宅地をとおって腰越駅をゆっくり通過した江ノ電は海岸沿いをすすみます。
ドラマの撮影で有名な鎌倉高校前駅をぬけ、七里ヶ浜駅・稲村ケ崎駅と海を楽しみながら進んでいきます。
極楽寺駅
極楽寺駅の周辺には有名なお寺が数多くあり、梅雨の時期にはあじさいを楽しめます。そのため江ノ電には「あじさい電車」という別名もあります。
電車に乗りながら潮風と山の清涼な空気を感じられ、きっと疲れた心を癒してくれるでしょう。極楽寺をすぎた電車は短いトンネルをぬけ、長谷駅・由比ヶ浜駅をごとごと走ります。由比ヶ浜駅周辺も数分歩くとキレイな海景色が見られるスポットで、波が落ち着いている日はサーファーも少なくゆっくり海を眺められます。
由比ヶ浜をこえると民家すれすれで電車は走り、和田塚駅をすぎたら残り2分で終点・鎌倉駅に到着します。
終点・鎌倉駅
藤沢駅を出発した江ノ電が鎌倉駅につきました。
出発してから33分のプチ旅行、ご乗車お疲れ様でした。
山沿いをすすみ、海沿いをすすみ、自然をめいっぱいかんじられたのではないでしょうか?
鎌倉駅をでてすぐに、小町通りの入り口があります。まっすぐ伸びる道は、横道に枝分かれして色んな露店や土産屋がのきを連ねます。
湘南の潮風を感じながら、観光がてらみてまわりましょう。
お家に湘南を持ち帰ろう。おすすめお土産はこちら
旅行といえば、お土産。せっかくなら湘南っぽいお土産を選びたいですね。
先日、筆者が鎌倉へ息抜きに行ったとき、春ならではの季節ものの食べ物もたくさんでていました。
普段家に閉じこもって仕事をする在宅ワーカーは季節を感じられないので、季節ものの食べ物は心をうるおしてくれます。そんな鎌倉で出会った、おすすめのお土産をいくつかご紹介します。
鎌倉八座・食品と雑貨が並ぶお店
鎌倉駅から小町通りをまっすぐに進むと、十字路の曲がり角に位置する「鎌倉八座」があります。黒木の板に、白地で店名が書かれたシンプルな看板が目印です。こじんまりとした店内には、鎌倉ならではの商品が棚に並んでいます。
ゆったりとした時間が流れる店内をゆっくりと眺めながら歩いていると、鎌倉っぽい商品を発見。鎌倉八座の限定品の「ハニカムコーヒー」と、こちらも限定品の「バスソルト」を購入しました。お家での癒しになること間違いなしですね。
もう一つ、絶対おつまみに最高だと思い「鎌倉スモーク&チーズ工房」もいっしょにお会計。チーズと江の島の名物しらすが一緒にバジルオリーブの中に浮いており、一杯やるのが楽しみな1品です。そう思いながら小町通りをふらついている際、ちょうどよく「鎌倉ビール」が目に。
仕事がひと段落したら飲もうと思い、こちらも迷わずに購入してしまいました。
鎌倉まめや・豆菓子の専門店
鎌倉駅構内のお土産コーナーにもある「鎌倉まめや」の豆菓子。小町通りにある本店を訪ねると、平日ながらお客さんでにぎわっていました。何種類もある豆菓子の中から、春限定商品の「春の香りのさくら豆」と「木苺のチーズケーキ」、定番商品の「湘南ミックス」の3つを購入。
たくさん味がある豆菓子は、選んでいるだけで楽しくなってしまいますね。いつかすべての味を制覇しようと思いつつ、レジに向かいます。賞味期限が3か月もあるので、もっとたくさん買えばよかったと家に帰ってから少し後悔しています。
仕事の合間にポリポリ食べるたび、次の鎌倉旅行が楽しみな気持ちになるでしょう。
宗家源吉光庵・四季折々の和菓子
75年の歴史がある「宗家・源吉光庵」のお店が小町通りにもあります。季節ものの「花むらし」と、いっしょに飲む「香煎茶」の2点を購入しました。
その他にも、サクランボをまるごといれた「紅宝玉」や粒アンと桜葉をはさんだ「桜衣」といった、みているだけで春を感じられる和菓子がたくさんありました。こうして鎌倉旅行のお土産を堪能していると、仕事の活力もわいてきます。
どうしてもストレスをためがちな在宅ワーカーですが、月に1度の息抜きのおかげで旅行からかえってきても鎌倉を感じられ、家で湘南の風が吹くような気持ちになります。ぜひ、息がつまったら江ノ電に飛び乗り湘南を目指してみてはいかかでしょうか?