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元CAが選ぶ!海外で働くトラベルワークにおすすめの海外都市

イタリアの噴水

 

トラベルワークという言葉も少しずつ定着してきましたね。日本中、世界中を拠点に仕事をする環境はコロナ期間を経て、さらに充実して行くでしょう。しかし、いざトラベルワークを行おうとしてもどこに行けばいいのか、何を用意すればいいのか、いくらあればいいのか、と悩みはつきません。そこで今回は、最強の元祖トラベルワーカーであるCAがおすすめする、初心者トラベルワーカーがまず訪れるべき海外都市をご紹介します。気をつけるポイントやおすすめ箇所をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

私にとってのトラベルワークとは?

ビーチで作業する男性

近年日本社会でも少しずつリモートワークが可能になってきています。テレワーク、リモートワーク、ノマドワーク、基本的に全て同じ意味合いで、「自宅やカフェなど実際のオフィス以外の場所で仕事をすること」ができます。

Wi-Fiや携帯がつながる場所、30分以内に電話の折り返しができる場所、周囲の人に仕事内容を聞かれない場所、など細かい規定に関しては会社それぞれのルールがあります。

ですが、トラベルワークはもう少し広い行動範囲になります。旅を楽しみながら場所にとらわれずに働くという、新しいスタイルです。筆者も実際に日本から離れてトラベルワークをしてみた結果、さまざまな魅力を発見することができました。

トラベルワークの魅力は?

国内の旅行先からのトラベルワークでは、上記で説明したテレワークとあまり変わらない環境になるでしょう。

しかし時差のある海外でのトラベルワークになると、いくつか気をつけなければならないポイントがあります。それでもするべき仕事さえしっかりこなせば、食事やプライベートの時間で旅行を楽しめるというメリットは大きな魅力。

「仕事に集中できずに遊んでしまうのでは」と思われがちですが、オンとオフが切り替えやすく生産性が上がるケースも多いようです。

トラベルワークにおすすめの都市

海外で食べ歩きをする女性

アメリカやヨーロッパなど、日本よりもトラベルワーク・テレワークが標準で行われている地域が沢山あります。

トラベルワークにおすすめの都市を選ぶとしたら、「ある程度の先進国で、電源とWi-Fiがあればどこでも」というのが私の答えです。2020年現在ではアメリカ、ヨーロッパ、東南アジアと、幅広い国でPC作業がしやすい環境が整っています。

カフェやワーキングスペースではPC作業で長居をしている方が多く(むしろ場所によっては普通にお茶をしているだけの方の方が少ないくらい)、周りに気を使わずに自分の業務に集中できます。もちろん、Wi-Fiや電源が設定されている場所が大半です。

ここでは元CAが、なかでも特に魅力のある「トラベルワークにおすすめの都市」をご紹介します。

第1位:アメリカ

ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなどはとくに、PC片手にコーヒーを飲みながらカフェで仕事をしてるというイメージがあるのではないでしょうか。

まさに想像通りで、実際にそのように仕事をしている人々が町中に溢れています。電源やWi-Fiがスムーズにつながる場所も多いです。

ラグジュアリーホテルのラウンジやレストランなどでも真剣にPCを叩いている方が多く、「そろそろお店を出ないと悪いかな……」という感覚もあまりないため、ありがたいです。加えて共通語が英語なので、言葉が通じやすいという安心感もありますね。

第2位:ロンドン、パリ

アメリカに比べると、カフェで必死に仕事をしているような光景は若干減るイメージです。といっても日本よりは断然多く、世界基準でみてもかなり多くの方がテレワークを実践しており良い刺激がもらえます。

場所によっては少し物価が高いという心配もありますが、ヨーロッパのホテルから仕事をするなんて、想像しただけでも生産性が上がりそうですよね。

第3位:ソウル

意外性があるかもしれませんが、韓国はなんといっても世界でも屈指の「カフェ好きが多い国」なんです。

年齢や性別に関わらず、本当に多くの方が街の喫茶店や流行のお洒落カフェなど、さまざまなお店に訪れます。

そのような背景から、そもそもカフェの数が非常に多く、営業時間も朝方や夜中までのケースが少なくありません。トラベルワーカーには重宝する都市といえますね。

番外編:ホーチミン

リゾート地に近い感覚の少しのんびりした都市で、リラックスしながら仕事にのぞむことができます。筆者も数年前に実際に行ってからガラッと印象が変わったのですが、素敵なカフェが沢山あり、Wi-Fiや電源が使えるお店も増えてきています。

リゾート地に近いとお伝えしたとおり、バケーション感覚で欧米諸国の方がセカンドハウスを構えたり、新しいビジネスを展開しにきたりと急成長している都市なのです。そんな方々が立ち上げた欧米風なお洒落なカフェも多く、作業するにはうってつけ。

トラベルワークに必要な電子機器

カレンダーとiPhone

PCと携帯は欠かせないので、不具合を感じている機種であれば修理に出したり、この機会に最新機種に変更したりするのも良いでしょう。

国によって電源コンセントのタイプが異なりますので、地域に合わせたアダプターを用意することも重要です。

近年の電化製品は、多くが世界共通の電圧になっています。ですが、日本国内でしか使えない電圧タイプの製品の場合、別途変換用のアダプターが必要になります。

海外でのテレワークのデメリット

やはり時差は大きな問題です。たとえ「海外在住の方でもOK、完全テレワーク、トラベルワーカー歓迎」のような求人であったとしても、連絡をとる時間帯は日本で動いている方々に合わせることになります。

「作業時間は自由、連絡をタイムリーにとるなら日本時間に合わせて」というケースが多いです。

さらに作業するお店を探そうとすると、雰囲気がいい所よりもまず「Wi-Fiと電源があるお店」であることが優先になります。行きたいお店よりも電源があるお店を求めることが、せっかくの旅先で残念になることもあります。

時間配分の大切さ

スケジュールと時計

前述のとおり、日本の活動時間に合わせると現地時間が夜中ということも頻繁にあります。テレビ会議やメールでのタイムリーな連絡が必要な場合、少し無理をしてでも日本の時間に合わせる必要があります。

勤務時間が決まっていないため、休憩時間・食事時間・睡眠時間などがバラバラになりやすい点も気をつけなければなりません。規則正しい生活を心がけないと、気がついたら日中に睡眠をとって夜中に仕事をするという、せっかくのトラベルワークを楽しめないリズムになってしまう可能性もあります。

トラベルワークで得られること

なんといっても「自由に海外を旅しながら、仕事ができて、お給料を得られる」ということは大きな魅力ですよね。通常の会社勤めからは想像もつかない楽しみ方があります。

いつもと異なった場所で目が覚めて、外国の見慣れない街並みを眺める。PC作業が落ち着いたら現地の美味しいレストランで食事を頂き、業務が終わったら観光に行きます。まとまった休日をとりたい場合は、会社勤めのように申告をする必要がなく、その代わりに自分で時間配分を考えて必要な業務を終わらせるだけです。

楽しいことがある反面苦労することもありますが、トラベルワークでしか得られない経験です。

自由で新しいトラベルワーカー

トラベルワークをする女性

今回は、トラベルワークにおすすめの海外都市やトラベルワークの魅力をご紹介しました。安定した会社勤めとは少し異なる、自由で新しいイメージのあるトラベルワーカー。

実際はメリットもデメリットも同じようにありますが、ほかには代えられない経験ができますのでとても魅力的だといえます。

とはいえ生活の面や収入の面など不安な点も多いはずですので、まずは一度「プチトラベルワーカー」としてお試しから挑戦するのがおすすめです。プチ体験に向けて貯金をしたり、興味のある国を絞ってみたりすることからはじめてみましょう。

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投稿者プロフィール

Anna Kitano
Anna Kitano
航空会社での客室乗務員の勤務を経てロンドン/NYに渡航、お花仕事の世界へ。世界的に有名な花屋での勤務を通し、2015年より東京にてフラワー事業 「CARLA (カーラ) 」をスタート。紅茶やテーブルコーディネートの資格も持ち、レッスンと商品スタイリングを主に手がけている。現在はNYに在住、イベント会社で花仕事に従事。

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