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釧路のコワーキング「くしろフィス」レポ!子連れママにおすすめ

コワーキングで遊ぶ子ども

8月の平均気温は21℃。半袖いらずの日本最強な避暑地、北海道釧路市。
釧路生まれ釧路育ちの筆者がのんびり里帰りしながら働くべく、コワーキングスペース「くしろフィスに行ってみました。
驚きなのが、子ども連れでも利用できるという点。子連れ出勤なんて絶対に無理!という気もしますが、思い切って5歳の娘と一緒に働いてみたので、子連れリモートワークの様子もレポートします。

北海道釧路市!くしろフィスに行ってきました

川辺で眺める太陽
これといった観光スポットはありませんが、夏の涼しさとご飯の美味しさ、夕日が自慢の街です。

羽田空港から飛行機で1時間半、北海道の右下が私の地元、釧路市です。
国立公園に指定されている釧路湿原はもちろん、港町なのでお魚が美味しかったり、世界三大夕日のひとつとして数えられていたり、避暑地として最高だったりと過疎地ながら魅力の多い街でもあります。

今回がっつり里帰りしつつ仕事もしたいとリサーチしたところ、見つけたのが「くしろフィス」。私が釧路に住んでいた頃はコワーキングスペースなんて小洒落た施設はなかったはずなのですが……。

8月の平均気温が21℃と冷房いらずの涼しすぎる街・釧路は今や避暑地として注目されており、なんと地域全体でロングステイやワーケーションも推奨しているのだとか。
ふるさとの小さな進化を感じながら、早速行ってみました!

アットホームな雰囲気!備品もばっちりな施設内をレポ

くしろフィスの外観

くしろフィスは釧路駅から徒歩2分の場所にあります。駐車場も5台完備しているので、車でもOKです。
釧路市民はほぼ車で移動するので、これは嬉しい心遣い。

オンラインMTG用のスペース
オンラインMTG用のスペース有(使用中でした)

室内は専有ブースとして使えるシェアオフィス部分と仕事や勉強ができるコワーキングスペース、10名程度のイベントや会議のできるセミナーブース、壁で仕切られたオンラインミーティングブースに分かれています。

フェイクグリーンで囲まれた作業スペース

コワーキングスペースは木で作られた机と仕切りで、あたたかい雰囲気です。

コワーキングにあるコピー機

オフィス内には複合コピー機やリングライト、シュレッダーや名刺用スキャナが揃っているので会議も作業もノンストレスで捗りそうです。もちろんWi-Fiも完備。
モニターや変換アダプタなども無料
で貸し出してくれます。

コワーキングにあるバランスボール
バランスボールに座って働くの、憧れがあります

コワーキングスペースにはなんとバランスボールが。こんなものまで!と思えるほど備品が充実していました。

対応可能な決済方法

支払いは、現金の他にクレジット決済やQRコード決済にも対応しているのもありがたいポイント。

じゃがいもとカボチャの置物
クーラーボックスとじゃがいも!これぞ北海道釧路市

なんでも作れそうなくらい本格的なキッチンには「ご自由にどうぞ」というじゃがいもの山が。普段シェアオフィスとして使っている方々が自由に食べ物を置いたり使ったりと、やり取りをしているそうです。

コワーキングにあるキッチン
レンジ貸し出しどころじゃない、アットホーム感あふれるキッチン

このおおらかで自由、なんでもありの雰囲気、個人的にすごい北海道(地元感)をおぼえました。最高です。

子連れ利用に挑戦!親子共に作業が捗りすぎた

お母さんと手をつなぐ子供
母の心配をよそに、やる気満々で仕事に向かう5才児

くしろフィスの特徴はなにより、そのアットホームさ
「子連れでも利用可能」とのことで、予約の際相談してみると「セミナーブースが空いているので、お子さまが遊びながら過ごせるようセッティングできます」とあたたかすぎる返信をいただきました。

セッティング内容もたくさん提案していただき、問い合わせの時点ですでに「子連れに優しい」感があふれています。事前に子どもの年齢を伝えておけば、それに合わせて柔軟にカスタマイズしてくれそうです。
※キッズスペースは現在常設ではないため、子連れでのスペース・イベント利用は事前に相談してください。

お言葉に甘え、我が家の5歳娘を連れて行ってきました。とはいえ、仕事はいつも娘が保育園に行っている間や寝ている夜に集中して行っているので、正直一緒に働くのは不安です。
どうか静かにしてくれるようにと祈りながら、お菓子とジュースと娘の仕事道具(塗り絵、色鉛筆、タブレット)を準備して向かいました。
飲食物持ち込み自由なのも非常に便利。釧路駅前はおいしいお店も多いので、テイクアウトしたものを持ち込んでも良さそうです。

階段をのぼる子ども
七色の階段にテンションが上がり、母を置いていく5才児

くしろフィスがあるのはクローバービルの2階。階段で向かいましょう。

自由に遊ぶ子供
子ども1人に対し、あたたかすぎるおもてなし!

早速案内されたセミナーブースでは、カーペットにローテーブル、赤ちゃん布団などのホスピタリティあふれる準備が!
さらにお絵かき用の紙とペン、絵本まで……。充実すぎてコワーキングのキッズスペースを通り越し、もはや託児所のよう。(おもちゃなども数点あるようです)

コワーキングで塗り絵を楽しむ子供
積極的に作業(塗り絵)に打ち込んでいます

娘はブースに着いた瞬間目を輝かせ「わたしここでお仕事するね!」とさっさとお絵かきを始めてしまいました。
見ていると、疲れたら赤ちゃん用の布団でごろんと昼寝したり、絵本をぱらぱら眺めたり、ここがコワーキングとは思えないほどのびのびと自由に過ごしています。

もちろん大人が作業する用のデスクと椅子も用意されていたので、信じられないほど作業がはかどりました。横目で娘を確認できるので、見に行ったりはらはらしたりということに時間が取られません。

絵に描いたような子連れ作業の図
絵に描いたような子連れ作業の図

途中からは娘が仕事するローテーブルに移動し、一緒に作業。
たまにポケモン塗り絵を手伝いながらPCを触っていると、「ママはいっぱい間違える(バックスペースキー打ちまくる)けど、一生懸命やっているねえ」と褒められてしまいました。

塗り絵をする子供とお母さん
娘の作業も手伝いました

5歳の子どもと並んで作業しているとは思えないほどおだやかな時間が流れます。あまりにも娘がいい子で集中しているので、持ち込んだお菓子を食べさせる隙もありませんでした。

寝転がる子ども
作業に疲れてごろんと一休み

オフィス内では他の利用者さんたちが交流する声や笑い声が時折聞こえてきます。釧路らしいのんびりゆったりとした空気が流れていて、娘が上機嫌で鼻歌を歌っても、自由に歩き回っても誰にも咎められません。

代表の相座さん自身がお母さんで、よくお子さまもこのコワーキングに来られていたそう。「くしろフィス」を運営する「うつくしろ」も女性をターゲットにした起業支援講座やセミナー活動をされているようで、コワーキングながらママに優しい穏やかな空気も納得です。

置物を眺める子供
お話を伺っている間もオフィス内で自由に過ごしていました

利用者は私のような子連れママだけでなく、作業やオンライン会議を行うワーカーさん、のんびり新聞を読んでいる方などさまざま。作業やセミナーを行うだけではなく、各々が自由な時間を過ごせる場所のようです。

釧路駅付近にあるので、私が高校生ならバスの乗り換え待ちによく使っていただろうなと思いました。釧路のバス、超待つんです(田舎あるある)。
近くにある市立図書館で本を借りてきて読書もできそうだよ、と実家の母親にもおすすめしました。

くしろフィス 施設データ

くしろフィスのメニュー表

●住所
〒085-0014 北海道釧路市末広町11丁目1−10 クローバービル2F

●アクセス
釧路駅から徒歩3分
都市間バスターミナルから徒歩2分
くしろバス「釧路市立図書館前」から徒歩2分
駐車場有

●営業時間
10:00〜19:00 ※事前相談で延長等可

●利用料金 
コワーキング
2時間まで: 500円/1名
終日利用:1000円/1名(※ご予約優先)

ミーティングブース
1時間:800円
30分:400円
(※ご予約優先)

セミナーブース
1時間につき:1000円
30分:500円
(※ご予約優先)

●その他設備
電源有無:あり
Wi-Fi有無:全席Wi-Fi利用可
喫煙:ploom TECHのみ可
備考:飲食持込自由、各種備品貸出可能

●HP
https://kushiroffice.com

くしろフィスはアットホームでやさしいコワーキングスペース

絵を持って歩く子供
仕事の成果(イラスト)を持って満足気にコワーキングを後にする5才児

避暑地としてワーケーションにもぴったりな場所、釧路にはアットホームでやさしいコワーキングスペース「くしろフィス」がありました。トラベルワークの拠点としてはもちろん、地元民もゆっくり過ごせる快適なワークスペースです。

オフィス全体でゆるくつながっているような雰囲気は、ビジネスでも新たな出会いを運んでくれそう。子連れだと電車やレストランなどでは何かと気を使いがちな昨今ですが、くしろフィスの「なんでも大歓迎!」というおおらかな雰囲気とホスピタリティに心から癒やされました。
子連れ出勤なんて無謀だと思っていましたが、作業も2時間集中してできてしまい、感動です。

娘も「またあそこでお仕事したい」と張り切っているので、地元へ帰ったときには作業の拠点にしようかと計画しています。釧路でお仕事を頑張るママやほっと一息つく時間が欲しい方、ちょっと気分を変えたいトラベルワーカーさんにもとってもおすすめなので、ぜひ釧路にお越しの際は足を運んでみてくださいね。

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