出社日に適用されるランチ代補助。本来であれば週1~3出社すれば良いなか、一人だけ週5出社して毎日のランチ代を節約してみようと試みました。最近一人暮らしも始めて毎月カツカツの筆者が、在宅ワークが多かった普段と比べてどれくらい節約できたのかを検証していきます。
「ランチ代補助」という救いの手
この夏おこなわれた社員旅行にて、「ランチ代補助」という新たな福利厚生が導入されることになりました。これは出社時にのみ適用され、上限は500円となっています。
▼阿鼻叫喚の社員旅行の様子はこちら
例えば450円のランチであれば450円の補助を、700円のランチであれば500円の補助を受け取ることができます。
「この会社、良心的すぎないか…!」という声が出そうになるのを抑えながら、うまく活用できればかなり節約できるのではないかとずっと考えていました。
ここで鍵を握っているのが“出社”です。この福利厚生を最大限活用するためには最大限出社すれば良いのだという至極当然なことに気付き、筆者は週5出社を決意しました。
月曜日「もうやんカレー」
「今日から毎日出社!」と意気込んで家を出発した初日。電車に揺られながら1日目は行きつけのお店に行こうかな…などとあれこれ考えていたのですが、いざオフィスに到着すると社長が不定期で開催する「ちょっと昼飯行かない?」イベントが発生しました。
さっそく雲行きが怪しいところですが、もちろん拒否権はないので社員さんと4人でもうやんカレーへ向かいます。
全員が「ランチビュッフェ 1,100円」を購入。いつも社長がご馳走してくれるので、ランチ代補助制度を使うことなく食事にありつけました。
余談ですが会社のメンバーは1人を除いておかわりをする人はいないので、次回からは「おかわりなし1回盛り 900円」を頼んだ方がお得だなとここで気付きます。
筆者の好きを詰め込んだ渾身の1杯が完成。キャベツに隠れてしまっていますが、スモーキーな味わいの漬物、そしてゴロっとしたジャガイモがたまらなく美味しいです。
1日目:筆者の支払い 0円
―――――――――――――
累計 0円
火曜日「おむすび権兵衛」
さて、気を取り直して2日目です。
初日に行こうと考えていたおむすび権兵衛へと向かいます。オフィスにいる全員がおむすび権兵衛を食べていることがあるほど、会社の行きつけです。
「テイクアウトで、玄米と豚汁と肉団子お願いします」筆者はここ最近この言葉しか発したことがありません。それくらい飽きが来ない最高の組み合わせだと確信しています。お値段は565円。
ちなみに、控え選手には唐揚げがいて月に1度ほど肉団子に代わって選ばれます。
2日目:筆者の支払い 65円
―――――――――――――
累計 65円
水曜日「AGA~Aoyama G Avanti」
いつもなら何も考えずおむすび権兵衛へと吸い込まれていくのですが、せっかくの機会なので新しいお店を開拓したいと思い、オフィス周辺をうろつきます。
どこにするか迷うほど選択肢が多く、新型コロナウイルスの流行をきっかけにテイクアウト対応のお店が本当に多くなったとしみじみ感じます。
そんななか選んだのが、AGAというお店。お弁当のラインナップが多く、手ごろな価格だったため惹かれました。店内では中華、アメリカン、スパニッシュ、イタリアンなどさまざまな料理を楽しめるとのことで、次回はぜひイートインで楽しみたいとマップにピンを立てました。
迷った挙句、油淋鶏のお弁当に決定。揚げたてでタレがかかっていてもサクサクの食感でご飯が止まりません。
なにより、男性でも満足すると思われるボリューム感でした!これで600円、破格なのではないでしょうか…。
3日目:筆者の支払い 100円
―――――――――――――
累計 165円
木曜日「M&T Wraps and sandwiches」
早くも残すところあと2日。普段は週に2~3回の出社のため、4日連続の出社に身体がびっくりしています。しかしテレワークだとついギリギリまで寝てしまいますが、毎日会社にくると自然と生活リズムも整うので気持ちよく仕事を始められます。
さて、本日は何を食べようかと考えていたところ、先輩社員さんから救いの手が。M&T Wraps and sandwichesのリンクと「ここ行かない?」のLINEが届きました。
オフィスから少し歩く距離にお店があったので、仕事の悩みや最近のプライベートの出来事などを話しながら向かいます。実はこういった時間が一番の癒しだったりします。
野菜やお肉がトルティーヤで巻かれたWRAPSやサンドイッチなど、豊富なメニューが揃っているなかから選んだのは「日替わりランチ 500円」です。
ここで止めておけば良かったのですが、「眠すぎる」という心の叫びに耐え切れず気付けば150円を投入し、アイスコーヒに課金していました。
こちらの日替わりWRAPSですが、注文後すぐに作り始め2~3分ほどで完成するという早さに驚きました。電子マネー対応の券売機で食券を購入するので今のご時世にもぴったりです。とにかく待ち時間がほぼ無いことが魅力的でした。
味も美味しく、そして意外にもボリューミー。筆者も社員さんも、半分食べて冷蔵庫にしまい、夕方に残りを食べていました。コスパ・美味しさ共に大満足でリピート確実です。
4日目:筆者の支払い 150円
―――――――――――――
累計 315円
金曜日「Farm to Bakery」
ついに最終日を迎えました。ここまでくると何も考えずにおむすび権兵衛へ向かっていた自分はもういません。いかに新しく、美味しいものを発見するかということに神経をとがらせていました。
向かったのは先日WRAPSを買いに行く途中に発見した「Farm to Bakery」です。「野菜が主役のおかずパン」というコンセプトを掲げているのを見て一人暮らしを始めてから栄養面が気になる筆者は思わず食いつきました。
色とりどりの美味しそうなパンが並ぶなか、全部食べたい気持ちを抑えて海老芋のパンと大根の葉のパンを購入しました。海老芋は初めて食べたのですが、里芋のような食感で明太子との相性も抜群…。
大根の葉のパンは言わずもがな美味でした。筆者は大根の葉と白米で永遠に食べ続けられるほど大根の葉ファンなので、これは毎日でも通いたいと思います。支払いは完全キャッシュレスで、お値段655円でした。
5日目:筆者の支払い 155円
―――――――――――――
累計 470円
500円以上の価値を生む福利厚生
ここまで読んでいただくと毎日ランチ選びに必死な人と思われかねませんが、仕事は全力で取り組んでおります。そして5日間のランチ代が合計で470円(実際は2,970円)という結果になりました。
これまでコンビニでサラダやカップ麺を買うと1食で500円ほどかかっていたため、食費は5分の1ほどにまで抑えることができ、筆者も筆者のお財布も感激しています…。
こういったランチ補助は節約につながることはもちろん、「毎日違うものを食べる」「良いお店を開拓する」「社員さんと一緒にいく」など自分なりのテーマを持って使うことで500円以上の価値が生れることがわかりました。
「ご飯買いに行きましょう」というコミュニケーションや「美味しいお店を見つけました」といった会話のきっかけにもなる素敵な制度でした!