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週休3日?休みなし?フリーランスが自由を掴むセルフ勤怠管理

デスクとpc

近年は選択的週休3日制や遠隔地での在宅勤務を可能にする制度が誕生し、会社員の働き方改革がますます加速しそうですよね。

そんななか、会社員よりも自由度の高いイメージのある「フリーランス」という働き方に、「週休3日なんて余裕そう」という考える方もいるのではないでしょうか。一方で、「実際は全然休めない」「会社員の時より忙しい」というフリーランスの方たちの意見も少なくありません。

今回はフリーランスである筆者の働き方の実態と、時間やモチベーションの管理についてご紹介します。

フリーランス4年目の働き方の現在地

フリーランスには自己管理が欠かせない

筆者は、長年サラリーマンを勤めたのちに在宅フリーランスとなり、間もなく4年目を迎えます。

生産性を重視する現代において、時間管理はビジネスマンに欠かせないスキルです。特にフリーランスの場合は、組織的な勤怠管理を受けない分、自律心が必要です。

筆者も例に漏れず、フリーになってから自己管理の難しさに向き合ってきました。インターネットには様々な自己管理のアイデアが上がっていますが、自身の職種や性格によっても適性は違うので、正解はひとつではありません。自分なりに一つひとつ試して、勤務時間やモチベーションを管理するコツを模索しています。

「休みがない」を防ぐ!セルフ勤怠管理のポイント

今日のタスクのメモ
何度も失敗しながら見つけた自己管理法

筆者がトライ&エラーをしながら辿り着いた「セルフ勤怠管理」の方法をご紹介します。

週休3日の前に!土日はしっかり休もう

多くのフリーランス(特に独立して間もない)の場合、週に何日も休めるような収入的余裕がある人のほうが少数派でしょう。事業が軌道に乗るまで、不安感から休みなく働き続けてしまうことも珍しくありません。

非常にシンプルなことですが、筆者は基本的に土日を休暇と決めています。もちろん、週5日×8時間の計40時間勤務の範囲なら健全な働き方なので、何曜日に休暇を取っても構いません。取引先の都合に合わせて働く日を調整できるのも、フリーランスの魅力です。何より、きちんと休む習慣をつけることが勤怠管理の基本だと考えています。

ガチガチの時間管理に溺れない

時間管理のTIPSに「分刻みのスケジュールを立てる」という管理方法を目にします。筆者も何度かトライしたのですが、結論から言うと、分刻みのスケジュール管理は長続きしませんでした。

クリエイティブ業という仕事柄、想定以上に作業に時間がかかる日があったり、急遽修正対応に時間を割くことがあったりなど、予定通りに運ばないことが多いから…というのは言い訳かもしれません。原因はガチガチに予定を組んだスケジュールが息苦しいという性格に尽きるのでしょう。

現在は、紙のカレンダーに予定を書き込んで日程管理をしています。打ち合わせは青、納期は緑、プライベートはオレンジというようにマーカーで色分けをし、一目で重要な予定を把握するアナログな方法です。一週間の大まかな予定を把握した上で、「今日はコンディションがいいので長めに作業しよう」「集中できないから早めに終了」と、可能な範囲で毎日の勤務時間をコントロールするようにしています。

翌日の予定を書き出し、終わったら破る

一日のはじまりに、翌日の予定を小さな紙に書き出します。朝行うのがポイントで、翌日に迫った打ち合わせや納品のために必要な段取りを、前日に完成させるクセをつけるためです。

筆者がスケジュール管理にデジタルツールではなく「紙」を使用するのは大きく2つの理由があります。
ひとつめは、PCでの執筆作業中や取引先との電話中など、どんな作業をしていてもアプリを立ち上げることなくすぐに目視できることです。場所を限定すれば、紙のメモはデジタルよりもむしろ自由度が高いと思っています。

もうひとつは、予定が完了した時に紙のメモを「破れる」ことです。デジタルの文字を削除するよりも、紙を破る音や手触りから一仕事を終えた達成感が味わえます。過去のプリントの裏紙を使えば、罪悪感もありません。

だらだら仕事しない!フリーランスのモチベ管理

本とコーヒー
テンションを維持する武器を持とう

チームで働く会社員と違って、フリーランスはモチベーションも自ら鼓舞しなければなりません。

作業をスイッチして集中を維持する

コピー・デザイン・イラストを承っている筆者は、集中力が切れる前に別ジャンルの作業に取り掛かることを心がけています。
コピーの仕事で煮詰まったらイラストの参考資料を探し、デザインがひとつ完成したら、コピーの仕事に戻る…といったように、作業をスイッチすることで頭を切り替え、モチベーションを保つといった具合です。

一般的に「人間の集中力の波は15分刻み」と言われているように、作業を切り替えながら集中力の波に乗るという方法を無意識に行っているのかもしれません。

参考:「会議は1時間」という常識が生産性を下げる。会議は「15分×2=30分」が原則である。

デジタルデトックスを意識する

日頃からPCやタブレットなどのデジタルツールに頼る職種だからこそ、時にはデジタルデトックスが必要だと考えています。特に、人と会う際にもWeb会議ツールを使うようになってからは、さらにデジタルから離れる時間が必要だと感じるようになりました。

アイデアは紙に手書きする、紙の本を読む、休憩時間はスマホを触らないなど、デジタルから距離を置いた働き方を上手に取り入れて、潜在的に溜まったストレスや疲労感を解放するようにしています。

フリーなのに、自由じゃなくなってない?

自由を考える男性
フリーランスも働き方改革を!

筆者がフリーランスになった当初は自己管理が甘く、起きてから寝る直前までダラダラとPCの前に座って、仕事とネットサーフィンの境界線が無いというような非常に効率の悪い時間の使い方をしていました。少しずつ改善に取り組んでいますが、未だ道半ばといったところです。

自己管理次第で、柔軟な働き方ができるのがフリーランスのメリットです。皆さんも、ご自身の職種や性格を上手に生かした自己管理法を見つけてみてくださいね。

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投稿者プロフィール

ウエダシホ
ウエダシホ
楽しくておもしろい発見、ワイワイ!!
大阪のブランディング・デザイン事務所勤務を経て
2017年から淡路島にやってきました。
「やさしく、わかりやすく、うつくしく」を心がけ、
コピー・グラフィック・イラストで
誰かの声や想いを伝えるデザインのお仕事をしています。

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