海外でのトラベルワーカーは、治安や持ち運びの便利さを考えた持ち物選びが重要です。とはいえ、実際にどのような持ち物が便利なのか、気になるところですよね。そこで今回は、海外ならではの治安や環境をふまえ、これまでフランスを拠点にトラベルワーカーをしてきた筆者の経験をもとに、おすすめのトラベルワーカーグッズを8つ紹介します。実際に筆者が使用したことのあるメーカーや使用して便利だったエピソードも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
おすすめのトラベルワーカーグッズ8つ
ここでは、トラベルワーカーにおすすめのグッズをご紹介します。海外の生活ならではの必需品や実際に便利だったものをご紹介しますので、海外特にヨーロッパ圏でのトラベルワークを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
PCが入るスリ対策にも便利なバッグ
筆者がフランス在住時代に愛用していたのが、『NOMADICの3wayトートバッグ』です。生地が耐水性に優れており、収納ポケットも多く、11インチのMacbookAirや充電器などの細かいアイテムもすっきり収納できました。さらに最も注目の魅力は、二重のファスナーによる高い防犯性です。見た目は普通のトートバッグですが、実はバッグの内側にもうひとつファスナーがあるため、海外ならではのスリ対策に便利です。
海外で安全にトラベルワーカーをするためには、スリ対策が非常に重要です。日本でスリの心配をすることは少ないですが、海外では大都市や観光地周辺を中心にスリが発生しやすいため、常に万全のスリ対策が必要です。
筆者が住んでいたフランスのパリもスリが非常に多く、一度スリ未遂に遭いました。ただし今回紹介したバッグが二重ファスナーだったおかげで、外側のファスナーを開けられたタイミングで異変に気づけ、スリを未然に防ぐことができました。海外でのトラベルワーカーにはスリ対策としてバッグの口がしっかり閉まり、簡単に開けられないような二重構造のバッグの使用がおすすめです。
クレジットカード複数枚
フランスのカフェやコワーキングスペースでは、クレジットカード対応が進んでいます。イギリスのロンドンやベルギーのブリュッセルなど、他の欧州諸国も大都市は基本的に同じ印象だったため、クレジットカードを数枚準備しておくと便利に感じました。
とくに海外ではセキュリティの面から多額の現金を持ち歩くのは危険なため、トラベルワーカーにおいても複数のクレジットカードを分散させて持ち歩くことが一般的です。額の大小に限らず、現地人もクレジットカードを使う人が日本より多い印象です。海外でも利便性の高い、MasterやVISAのクレジットカードを持ち歩くことをおすすめします。
軽量のMacBook
海外でのトラベルワーカーには、持ち運びが便利な軽量のPCがおすすめです。日本から海外への移動はもちろん、現地でも複数都市をまわる場合、重いPCを毎回運ぶのはかなり大変です。
筆者はわずか920gの『MacBook 12インチ』を使用することで、持ち運びの際の負担が大幅に減りました。フランスのパリを拠点にLCCで他のヨーロッパ諸国をまわる際、機内持ち込み手荷物の重量制限が7~10kgでも、場所をとることなく重量制限も問題なく持ち運べました。
PCを選ぶ際はエンジニアやデザイナーなど、職種によって必要なスペックに対応しているかを確認することも大切です。ですが海外の複数都市をまわるトラベルワーカーは、なるべく軽量のものを選ぶと良いでしょう。
タンブラー
海外でのトラベルワーカーは、マイタンブラーを持ち歩くと便利です。ドイツやイギリスをはじめ、欧州諸国はエコの意識が高いため、カフェにマイタンブラーを持参する人が多い印象です。最近では、カフェによって使い捨て容器を使用しないところもあるほど。エコなのはもちろん、マイタンブラーを持参するとドリンクが割引されることもありお得です。
日本で使っているお気に入りのマイタンブラーがある場合は、ぜひ持参しましょう。日本では使っていない方も、現地の雑貨屋やカフェでもおしゃれなタンブラーをゲットすると、現地人のライフスタイルを体験している気分が味わえます。
ストールやウルトラライトダウン
海外のカフェで仕事をする際は、羽織ものを持参しましょう。東南アジアや中東はとくにカフェなどで冷房が効きすぎていることが多く、筆者も羽織ものがないと寒くて作業に集中できないことがありました。
あまり四季の変化がない国では、年中冷房を効かせている施設も多い印象です。海外でのトラベルワーカーは、季節に関係なくストールやウルトラライトダウンなど軽量かつかさばらない羽織ものをバッグに1つ入れておくと、快適に仕事ができます。
ワイヤーロック
海外でのトラベルワーカーは、移動時に使えるワイヤーロックを持っていると便利です。長距離列車での移動の際や宿泊施設に荷物を預ける際に、非常に役に立ちます。長さが調節可能で丈夫なワイヤーが付いたダイヤル式の南京錠を近くの丈夫な柱にくくりつけておくと、荷物の盗難防止になります。
海外では常に自分の荷物から目を離さないようにするのが鉄則ですが、上記のような場面では難しいため、ワイヤーロックで荷物を盗難から守りましょう。筆者はアウトドアグッズを展開する『mont-bell』で軽量のワイヤーロックを購入し、5年ほど愛用しています。
変換プラグ
海外でトラベルワーカーをする際には、変換プラグの持参が必須です。コンセントの挿し口の形状は国によってさまざまなため、それぞれのタイプにあった変換プラグを用意しましょう。世界のプラグの種類には、主にA、B、C、BF、Oタイプなどがあります。
・Aタイプ:日本をはじめ、韓国、タイ、ベトナム、カンボジアの一部など
・Bタイプ:中東やアフリカの一部
・Cタイプ:イギリス以外のヨーロッパ諸国、アルゼンチンとブラジル・ペルーの一部、中東やアフリカ
・BFタイプ:イギリス、中東やアフリカの一部
・Oタイプ:ニュージーランドやオーストラリアなどのオセアニア諸国
国によってさらにタイプが異なる場合があるため、渡航先のプラグのタイプは事前に確認しておくと良いでしょう。2か国以上を訪れる場合は、複数のプラグが1つになったマルチタイプも便利です。
変換プラグを使い、日本製品を海外で充電する際には、電化製品が対応している電圧を確認することも非常に大切です。日本の電圧は100Vですが、海外の電圧は100~240Vと幅広くなっています。100V対応の日本製品を電圧の異なる海外の都市で充電したい場合は、変換プラグとともに変圧器も利用しましょう。
近年では日本製品のなかにも100~240Vに対応した製品や海外対応品と記載されているものもあり、その場合は変換プラグを取り付けるだけで海外でも問題なく充電ができます。
SIMフリーのスマホと現地のSIMカード
海外でトラベルワーカーをする際には、SIMフリーのスマホを持参し現地のSIMカードを使用すると便利です。ポケットWi-Fiは少しかさばるだけでなく割高になるケースが多いため、SIMフリーのスマホを用意できる場合はSIMカードの利用をおすすめします。
海外では格安SIMが日本以上に浸透しており、大容量のネット通信がお得に使えるケースも多いです。筆者はフランスで『free』というキャリアを選び、1か月19.99ユーロ(約2,500円)で100GB使える破格のプランを利用し、スマホからテザリングをしラップトップで仕事をしていました。
現地の格安SIMをゲットすれば、非常にお得に仕事ができるためおすすめです。
トラベルワーカーは持ち物も重要!
海外でトラベルワーカーをする際は、現地の治安事情や環境を考慮した持ち物選びをすることが大切です。防犯性に優れたアイテムをはじめ、持ち運びが便利な軽量のものを選んだり、現地のSIMカードを利用し通信費を抑えたりする工夫も重要です。海外でトラベルワーカーに挑戦したい方は、ぜひ参考にしてください。