「Coloso」とは、イラストや映像の技術について学べるオンライン講座です。韓国の有名企業が運営をしており、他のオンライン講座とは一線を画する特色に注目が集まっています。
そこでこの記事では、Colosoでは何を学べるのかやどのような特徴があるのかなどについて解説。
「イラスト作成の技術を身につけたい」「映像作りのスキルを高めたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
Colosoはイラスト・映像制作について学ぶ場
2019年、韓国でスタートしたイラスト&映像のオンライン講座「Coloso」。教育コンテンツを発信する企業として有名な「DAY1 COMPANY」が、社内独立起業として立ち上げたサービスです。
受講できる内容のレベルの高さから韓国内で需要が高まり、その評判は海を越えて日本へと伝わってきました。
2021年10月に日本でのサービスを開始。日本では現状、絵の描き方・映像技術を学ぶための講座として機能していますが、韓国内では美容や投資、企業コンプライアンスなどの講座も存在しているようです。
日本ではサービス開始から間もないこともあり学べるカテゴリ数は少ないものの、事前予約は好評の様子。未来のイラストレーター・映像クリエイターが次々と受講を申し込んでいるようです。
Colosoならではの魅力や評判は?
日本国内では、Coloso以外にもイラスト作成や映像に関わるオンライン講座があります。しかしなぜ、あえてColosoを選ぶ受講者がいるのでしょうか。それには、Colosoならではの魅力やメリットがあるためです。
第一線で活躍するプロから技術を学べる
Colosoの大きな特色と言えるのが、講師陣の豪華さにあります。Colosoで技術を教えてくれる講師は、その業界では名の知れた人ばかりです。
たとえば、ハリウッド映画の「スパイダーマン」や「アラジン」の映像を手がけた3Dアーティストのキム・ジュンウン氏や、日清のカップヌードルのアニメーション広告を手がける松浦泰仁氏。日本でも人気がある、人体の描き方を学べる本「キム・ラッキの人体ドローイング」のキム・ラッキ氏などが講師の一員です。
さらに講師の1人でありイラストレーターでもある加藤公太氏によると、「Colosoで学べることは、美大で教わるのと同等かそれ以上」とのこと。
美大に通わずに商業として通用するテクニックを学べるうえに講師が第一線で活躍するプロであるという点が、Colosoがクリエイターの卵たちから評価をされている理由と考えられます。
動画の視聴は無制限がほとんど
Colosoの受講スタイルは、動画視聴です。講師ごとに10数本〜30本弱の動画が用意されており、それらをまとめて購入します。
購入した動画には視聴期限はない場合がほとんどです。つまり、最初から順に視聴をするもよし、今知りたい内容だけを選んで見るのもよし。その時、その人にあった学び方ができます。
学ぶ場所を選ばない
Colosoの学びは、オンライン通話を使って質問をするタイプではありません。録画済みの動画を見るため、学ぶ場所を選ばないというメリットがあります。たとえば朝の電車の中や寝る前のベッドの中などで動画を視聴することも可能です。
プロの高い技術を空いている時間に学べる、という柔軟性の高さは働いている人や時間が少ない人にとって嬉しいポイントと言えるのではないでしょうか。
プロの考え・姿勢まで教えてくれる
Colosoで学べるのは、プロのテクニックだけではありません。実際に現場に立っているからこそわかる、アートに対する思想や考え方、クリエイターとして活躍するうえでの注意事項も教えてくれるのが、Colosoです。
いずれは第一線で活躍を目指す人にとって、プロから技術以外に必要な助言を得られるチャンスは多くないため、こちらもColosoの大きなポイントだと考えられます。
Colosoの評判
充実した内容を順序立てて学べることから、受講者からの評価は良いようです。詳しくは後述しますが、基本的には日本語訳もついているため安心して受講することができるでしょう。
Colosoで学べる具体的な内容
Colosoの講師陣の中には、日本国内はもちろん世界で活躍している方もいます。そんな華やかなクリエイターたちから学べる内容とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
ここではColosoで学べる知識・技術を、イラストと映像それぞれのカテゴリに分けて解説します。
イラストの場合
2022年1月現時点で、イラストの分野では12の講座が開催中です。
ある程度技術を身につけた経験者や「将来はイラストで食べていきたい」と考える人はもちろん、筆を持ったこともないような初心者でも学べるものまで、幅広く展開されています。
加えて、絵の描き方だけでなくキャラクターデザインのアイデアの出し方や色の塗り方、影のつけかたなど、絵をより魅力的に見せる技法も学ぶことが可能です。
人物画以外にも、背景の描き方やアニメーションの作り方なども学べます。さらに、絵の技術を学んだあとにどのようにして世間に認知をしてもらうか、といったSNS運用の方法まで学べる講座も。プロの絵描きとして活躍できるまでの一歩一歩をサポートしてくれる内容が、豊富に揃えられています。
映像の場合
映像の分野では、2022年1月時点で9本の講座が開催中です。
映像講座では、映像制作で使われる機会の多いPhotoshopやAfter Effectsの使い方、C4D(Cinema 4D)の応用方法などが学べます。
水や火といった自然のものの表現のコツ、「面白い」と思える動き、アニメーションのアイデアの出し方といった、技術や思考の幅を広げるレッスンもあるのが特徴です。
さらに2Dアニメーションの中に3Dアニメーションを追加する方法や、違うプログラム間でのデータの読み込み・書き出しのやり方など、すぐに活用できる技術も学べます。
「こういうアイデアってどこから出てくるんだろう?」「こういう表現って何を組み合わせて作るんだろう?」といった、独学では学びづらい内容も習得しやすい講座だと考えられます。
Colosoの料金体系
Colosoの料金体系は、基本的に買い切り型です。講座ごとに15〜30本前後の動画が用意されており、それらをまとめて購入をして好きなときに動画を視聴して学びます。
2022年1月時点では1講座が2万円〜3万円弱で販売されていますが、この値段は期間限定での割引価格で、実際は7万円〜9万円で設定されているようです。
Colosoの料金体系の特徴として「毎週金曜日の18時に少しずつ値段が上がっていく」というものがあるため、気になる講座は早めに申し込むのが吉だと考えられます。ちなみにこの料金スタイルは韓国のColosoでも取り入れられているものです。
加えて、「予約販売講座」というのも存在します。予約販売講座は「該当する講座が一般公開される前に予約をすることで通常価格より安く購入ができる」というものです。気になる講座が予約販売講座として提供されれば、ラッキーと言えるでしょう。
注意点として、講座は買い切り型がほとんどですが、なかには「期間制講座」というものもあります。購入から一定期間しか視聴ができない講座となるため、購入後はなるべく早く見終える必要があります。
Colosoの入会・退会の方法
Colosoに入会する際は、公式のリンクにアクセスをし名前とメールアドレスを登録します。名前は本名でなくても問題ありません。その後、送られてきたメールに書かれた認証番号を確認し、サイトに戻って認証番号を入力。その後、任意のパスワードを登録すれば完了します。
登録が完了すると「マイ講義室」というページに入れるため、そこからクーポンの確認や購入した講座を視聴できます。退会する際は、「help@coloso.jpx」に連絡をすればOKです。
Colosoの気になるあれこれ
「Colosoに入会をしよう!」と思っても、外国の企業であることから気になる点も多いのではないでしょうか。最後に、Colosoに関する小さな疑問についても確認をしておきましょう。
メールは日本語でも大丈夫?
Colosoにメールで問い合わせをする際は、日本語でも問題ありません。
筆者が実際に「困ったことがあったときは日本語のメールで大丈夫か?」という旨を質問してみたところ、「問い合わせはすべて日本語で対応をしています」という旨の内容が、日本語で返ってきました。英語や韓国語で文章作成をする必要はありませんので、安心してください。
返金やキャンセルはできる?
残念ながら、Colosoでは返金・キャンセルは一切受け付けていないようです。間違って購入をした、なんてことはないように注意をしてください。
韓国人講師の講座は日本語?
日本版のColosoでも韓国人講師の動画は韓国語で再生されますが、どの動画にも日本語字幕がついているため内容の理解は難しくないでしょう。
日本語動画でも字幕を希望する場合は公式のヘルプに問い合わせると、対応してくれるケースもあるようです。
再生デバイスを変えることはできる?
Colosoは1つのアカウントにつき3つのデバイスでの再生ができますが、家族や友人などとのシェアは禁止とされています。もし違反が見つかった場合は受講が禁止され、法的な責任を問われる可能性がありますので、規約は守って受講しましょう。
Coloso受講を視野に入れてみよう
イラスト・映像の学び舎として、レベルの高い内容を学べるColoso。豪華な講師陣から実践で役立つ技術を学べるため、絵や映像のスキルを高めたい方は受講を検討してみてはいかがでしょうか。
Colosoで得た知識・技術を役立て、絵や映像の品質をさらに高めましょう。