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コロナ禍のタイ出張!入国手続~隔離・COEの流れを徹底解説【30日以内の滞在・観光ビザ】

こんにちは、当メディア「トラベルワーク」運営会社、株式会社アステル代表の高橋です。

株式会社アステルには、東南アジア拠点としてバンコクにAster Bangkok Co., Ltd.(以下、アステルバンコク)があります。アステルバンコクはBOI認定事業社となっているのですが、コロナの影響により2020年2月からバンコクに行くことができていませんでした。そのため銀行口座開設を含む諸々の手続きが完了できておらず、その手続きの完了を目的に、14日間の隔離生活を覚悟してバンコク出張に踏み切りました。

今回は、コロナ禍でバンコクに渡航する際に必要な手続きについて皆さんにご紹介します。コロナ禍で海外に行く場合、通常の旅行とは異なる書類を用意する必要があり、書類の準備からホテルの予約までサポートしてくれる旅行代理店は多く存在します。

しかし私は旅行代理店には一切頼らずに全ての手続きを自分で行いましたので、この記事を参考にしていただければ皆さんもご自身で渡航手続きができるようになるかと思われます。

※この記事は2021年9月16日に書かれたものです。念の為、最新情報は厚生労働省やタイ大使館のWebサイトでご確認ください。

▼コロナ禍タイ出張の持ち物や隔離生活の様子はこちらをチェック!

出発前の準備

まずタイに出張する際にどんな準備をするのかをお伝えします。通常であれば航空券とホテルを予約し、パスポートさえあれば海外渡航は簡単にできますが、2021年8月はコロナウイルスが未だ大流行中。バンコクはロックダウン中でした。

このような状況下では通常の海外渡航に必要な準備に加えて複数の手続きが必要になりますが、さほど難しくないため自分で手続きを進めるのが良いでしょう。旅行代理店に手数料を払うのは勿体ないので。

STEP1:航空券の予約

まずは通常通り航空券を予約しましょう。バンコクにはスワンナプーム空港(BKK)とドンムアン空港(DMK)がありますが、今回はスワンナプーム空港で入国する際の様子をお伝えします。

今回はANAで羽田(HND)からスワンナプーム(BKK)までの航空券を予約しましたが、航空券を予約する際に気をつけたいのが出発日です。渡航に必要な書類を全て揃えるまでに最低でも1週間ほどは余裕をみた方が良いので、1週間後以降の日程で予約をしましょう。加えて、18時までに入国しないと隔離期間は到着日の翌日から14日間となってしまうので、朝早めのフライトを予約することをおすすめします。

航空券の予約には普段と違った手続きは不要で、現在は飛行機の座席にかなり余裕があるのでエコノミーシートでも広々と使うことができます。運賃は通常時よりも割高で、今回は往復ともエコノミーの予約で10万円ほどとなりました。

まずANAからコロナ陰性検査証明書の提出が必要であるという旨のメールが届き、そのメール内に下記のリンクが記載されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

こちらのページに記載されているのは、「PCR検査の陰性証明書も指定のフォーマットや検査方法があるので、そのフォーマットで医療機関に書類を作成してもらう必要がある」という内容になります。現在、海外渡航用のPCR検査を扱う医療機関が多くありますので、「PCR検査 海外旅行」「PCR タイ旅行」などで検索してみてください。

後ほど詳しく記載しますが、私は三田にある三田国際ビルクリニックで検査を行いました。病院側も渡航先の国が必要としている陰性証明書のフォーマットを理解しているため、お任せしておけば問題ないです。普段はANAのアプリでチェックインすることも多いですが、今回は念の為、eチケットをプリントアウトしてチェックインカウンターに持参しました。

STEP2:ホテルの予約

現在、タイの入国方法は大きく分けて「サンドボックス」と「AQ(ASQ)」の2つとなります。私はAQ(ASQ)でバンコクに滞在しましたが、参考のためにサンドボックスについても少しここでご紹介します。

サンドボックスとは

サンドボックスは、プーケット、サムイ島、パガン島、タオ島に滞在する場合、入国から14日間その地域から出なければ、ホテルで隔離をされず街を出歩くことができる制度です。14日間の滞在後はバンコクなどに移動することも可能です。時間に余裕がある場合は、サンドボックスでタイ入国するのも良いかもしれません。

AQ(ASQ)とは

AQ(ASQ)は、入国から14日間、タイ政府指定のホテルで隔離される入国方法です。なお、14日間の宿泊費は自己負担になります。

AQ(ASQ)ホテルを探す流れ

「AQホテル バンコク」で検索すると様々なWebサイトがでてきますが、バンコクのAQ(ASQ)ホテルにはかなりの数があり、部屋の広さや日本食の有無、日本のテレビが映るか否かなどホテルによって環境も様々で、金額も異なります。私自身も、14日間の隔離生活になるということでいかに快適に過ごせるかを重視して探しました。
そこで、バンコクでAQ(ASQ)ホテルをお探しの方に本当におすすめしたいのが今回私が利用したホテルになります。
皆さんも他のホテルが気になるかもしれませんが、このホテルで滞在すれば間違いないので、是非利用してみてください(なお、広告費などは一切いただいておりませんので、本当にお勧めしたい一心で執筆しています)。

そのホテルの名は「The Landmark Bangkok」です。5 Star HotelなのでAQ(ASQ)ホテルの中では高級な部類に入るのかもしれませんが、部屋のクオリティ、料理の美味しさ、そして何よりスタッフの方のサービスがパーフェクトです。このホテルじゃなかったら14日間の隔離生活に耐えられていなかったかもしれません。通常の部屋よりも1つグレードの高い広くて喫煙が可能な部屋で予約して、料金は14日間のAQ(ASQ)プランで70,000THB(≒約23万円)でした。

このThe Landmark Bangkokの素晴らしさは後述します。

The Landmark Bangkokの予約方法 STEP1

The Landmark BangkokはBooking.comのような予約サイトにAQ(ASQ)プランを掲載していないためホテルに直接電話で問い合わせをする必要がありますが、日本語で対応可能なスタッフがいるので「Japanese please.」といえば日本語スタッフが対応してくれます。

さらに、吉田さんという日本人のスタッフもいます。吉田さんはセールス担当の方ではないので、予約のやりとりはタイ人スタッフとメールで行う必要がありますが、吉田さんが手厚くサポートしてくれるため、予約をする際は「この記事を見て予約したのですが、吉田さんという方はいますか?」と聞けば、優しく丁寧にサポートをしてくれます。滞在中も何か困ったことがあったら吉田さんにメールや電話で相談をしていました。

電話で予約したい旨伝えるとメールでのやりとりが始まり、まず担当の方から下記のような部屋の写真と料金表が送られてきます。

ちなみに私は喫煙可能なプレミアムコーナールームを予約しましたが、部屋が空いているということでデラックススイートルームにアップグレードしていただきました。吉田さん、本当にありがとうございました!

日本語のチラシもいただいたので添付します。

チラシに記載があるように、14日間の滞在中、3回のPCR検査が必要となります。
The Landmark Bangkokの場合はPCR検査をホテルの中庭で行うので、少しの間ですが外に出ることができます。このPCR検査が本当に楽しみでした!

The Landmark Bangkokの予約方法 STEP2

宿泊したい部屋を選んだらパスポートと航空券の画像をメールに添付して送ります。
すると、スタッフの方からデポジットを支払うためのURLと支払いに必要なRef IDというのが送られてくるので、メールに記載のURLからデポジットの支払いを済ませます。

今回は30,000THBがデポジットとして請求されました。なお、デポジットの決済にはVisaかMaster、JCB、Union Pay、TPNカードしか使用することができません。ホテルで支払う残金はAmexやDinersにも対応していました。
支払いを済ませたことをメールで報告すると、次のようなメールとともに書類が4枚添付されてきました。

メールには「入国する際に下記3点の書類が必要になるので準備を忘れずにしてください」という案内が記載されており、

1.COEという入国証明書
2.72時間以内に検査したPCRの陰性証明書
3.コロナに感染した場合の医療費100,000USD分を保証する保険の書類

加えて、ホテルの予約確認書、ホテルに提出する事前の健康チェックシート、ホテルの宿泊同意書、ホテルが提携している病院の審査書類の4点が添付されていました。添付された書類はホテルに着いたら提出する必要があるため、プリントアウトして事前に記入を済ませておきましょう。

下記がその添付された書類となります。

■予約確認表(30,000THBを支払った証明)

健康チェックシート

※不明箇所は記載不要です。

同意書

■提携病院の書類

※次のSTEP3でもお伝えしますが、COEを取得するためにホテルの予約確認書も必要となり、デポジットを支払ったという証明書ではなく全額支払ったことがわかる書類を用意しなければなりません。

今回、デポジット以外はホテルで支払いをしたのですが、予約確認書には全額支払い済みであることを記載する必要があります。The Landmark Bangkokのスタッフの方にお願いをすれば全額支払ったという証明書を作成してもらうことができます。

■予約確認表(隔離期間中の費用を全額支払った証明)

これでホテルの予約は完了です。

STEP3:コロナ保険の手続き

続いてコロナ保険についてですが、今回私は損保ジャパンが提供している「新・海外旅行保険off!」で契約をしました。即日契約することができて、海外渡航に必要な英文の証明書も簡単にダウンロードすることが可能です。滞在期間や保証内容によって金額は異なりますが、私の条件の場合、17,330円で契約できました。
※前述しましたが、最低でも100,000 USDの医療保障がついたものを契約してください。

STEP4:COEの手続き

COEとはタイ入国許可証のことで、下記URLから手続きを行います。

https://coethailand.mfa.go.th/

COEの手続き STEP1

上に記載したURLにアクセスするとこの画面が出現します(Google翻訳済み)。まず緑色のアイコン「タイ以外の国民の場合」をクリックします。

COEの手続き STEP2

すると中国語か英語かの選択肢がでてきますので、英語をクリックします。

COEの手続き STEP3

続いてこのような画面が出現しますので、チェックをし「次」をクリックします。

COEの手続き STEP4

続いてどこの国からどのような条件で入国をするのかを確認する画面が出現します。

今回は仕事ではなく通常の観光ということで入国したため、次の画面のように入力を進め、緑色のRegisterをクリックします。

 
The country you are flying from

Japanを選択

Embassy / Consulate-General / Thailand Trade and Economic Office

Royal Thai Embassy, Tokyoを選択

Types of permitted person

Medium Term Visitor – Visa Exemptionを選択

この入力項目の中で最も悩むのがこの項目かと思います。長期で滞在する場合、就労ビザやエリートビザなどが必要となりますが、日本国民は30日以内の滞在であればビザが免除されています。
今回、私は26泊27日の旅程でしたので11(Exempt) – Medium Term Visitorで入国をしました。
念の為、日本にあるタイ大使館にも電話で確認しましたが、30日以内の滞在であれば私と同内容で入力すれば問題ないようです。

※金銭のやりとりが発生するような商談の場合はワーキングビザが必要になるかと思いますが、今回私は会社の銀行口座開設を目的としていました。

How do you want to enter Thailand?

AQを選択

COEの手続き STEP5

続いて、氏名や携帯番号、タイで滞在する住所、緊急連絡先、ワクチンを接種したか否かの確認、パスポートの写真、コロナ保険証明書を提出する画面になります。
少し長いですが難しい英語はないですし、Google Chromeで自動翻訳機能を使えば簡単に入力することができます。なお、私は旅行代理店は使用せず、ワクチン接種もしていない状態で渡航しました。

※Google自動翻訳済みの画像を添付しますが、入力する際に文字化けが発生するので、英語表示のまま入力した方が簡単に作業できると思います。

ここで1つ注意点があります。画像をアップロードする際、ドラッグアンドドロップをするだけでなく、アップロードボタンをしっかりとクリックしないと添付できなくなっていますので、お忘れなく。

全ての入力を終えたら、「Save」ボタンを押しましょう。すると2回確認画面が出現しますので、内容を確認し、「Confirm」ボタンを押します。

COEの手続き STEP6

「OK」をクリックすると確認番号が表示されますので、この画面を保存しておきましょう。

COEの手続き STEP7

COEの承認が下りたかを確認します。

※現在は申請から1日ほどで承認が下りるようになっています。

確認方法は、COE STEP1同様、まずCOEのURLにアクセスをしCOEの手続き STEP4の画面まで進みます。そして右下にある「結果を確認する」(※Google自動翻訳済み)をクリックします。

すると、パスポート番号と名前、COEの手続き STEP6で取得した確認番号6桁を入力する画面が出現します。

全項目を入力し、「検索」をクリックします。すると現在のステータスを確認することができます。書類不備などがあれば指定したメールアドレスにもメールがきますので、頻繁にこの画面をチェックしなければいけないというわけではありません。

COEの手続き STEP8

COEの承認が下りるとメールでも案内がきました。

メールに記載のURLからT.8というアンケート用紙と許可証、タイ滞在中にスマホにインストールしておく必要があるThailandPlusというアプリの案内資料がダウンロードできます。このアプリは案内資料を見ながらインストールと初期設定を行っておきましょう。ここでダウンロードした書類は全てプリントアウトして持参しておくことをおすすめします。

T.8はタイの空港で必要になりますので、事前に記入を済ませておく必要があります。

COE
T.8の書類

これでCOEの取得は終了です!

STEP5:PCR検査の陰性証明書

タイの入国には、72時間以内に実施したPCR検査で陰性であったことを証明する書類が必要になります。PCRの検査方法や提出書類は指定されていますので、お近くの海外渡航のPCRに詳しい病院を探してみてください。
私は三田にある三田国際ビルクリニックで検査をしました。鼻に棒を入れて検査する方法で、午前中の予約であれば当日中に指定フォーマット(英文)の陰性証明書を受け取ることが可能です。金額は4万円弱と、安くない金額でした。予約は電話で行うのが確実です。

まとめ

これまでのステップを順に完了すれば、タイに入国する場合の手続きは完了です。情勢は日々変化しておりますので、念の為タイにある日本大使館の情報をチェックしておくことをおすすめします。こちらに最新情報が載っています。
航空会社からも出発前に準備すべきものがメールで案内されるので、そちらも確認するようにしてください。

タイに入国するための必要書類の準備においては、代理店を通さずとも個人で簡単に行うことができます。皆さんが最も面倒だと感じるところがCOEの手続きかと思いますが、30日以内の滞在であればこの記事を読んでもらうことで課題解決ができるでしょう。長期滞在の場合は別途ビザの申請も必要になりますのでご注意ください。

みなさまのタイ渡航の一助となれば嬉しいです。
Have a good trip!