今では当たり前に耳にするようになったリモートワークやワーケーション。遠くに行くのはハードルが高く感じられたり、計画を立てるのが面倒だったりして結局近くのカフェで仕事をしている方も多いのではないでしょうか。
『Mt. TAKAO BASE CAMP』は、新宿駅から50分ほどでアクセスできる高尾山口駅から徒歩3分ほどのところにあります。今回は、日帰りワーケーションとして利用させていただきました。
新宿駅から約50分!Mt. TAKAO BASE CAMPに到着
『Mt. TAKAO BASE CAMP』は東京・高尾山の麓にある山小屋で、アウトドア・アクティビティや地産の新鮮な食材で作った料理の提供を軸に、山のライフスタイルとカルチャーを発信している施設です。
新宿駅から約50分で到着する高尾山口駅より徒歩3分とアクセスが良いにも関わらず、周りには緑豊かな自然が広がっています。
日常的に自然と寄り添って生活したい方や山登り・ハイキングを楽しみたい方はもちろん、ワーケーションとしても利用できるとのこと。今回は日帰りでワーケーションのみをおこなうプランで利用させていただきました。
山小屋リモートワークができる!
Mt. TAKAO BASE CAMPが新たに提案するのは、「山のライフスタイル」。
これは自然と接しながら仕事をする、新たな日常のスタイルです。
1階のテラス席では木々の香りや山の空気、鳥のさえずりなどを、2階のワークスペースからは大きな窓いっぱいに広がる緑を、肌で感じながら仕事をすることができます。
プランは以下の通り。
基本プラン(予約不要)
プラン | 料金 | 利用時間 |
---|---|---|
終日プラン | 1,650円 | 7:00〜19:00 |
半日プラン | 1,100円 | 5h以内 |
・全プラン、カフェ営業時間内はドリンク飲み放題付きです
・プラン利用中はFOOD全品10%OFF
オプションプラン(要予約)
プラン | 料金 | 利用時間 |
---|---|---|
ワーケーションプラン | 4,100円 | 宿泊+終日セット |
・宿泊予約はメール対応のみとなります。
・翌平日のドミトリー宿泊が対象ですが、金曜宿泊もご相談ください。
・原則、ドミトリールームとなりますが、個室宿泊もご相談ください。
オプション | 料金 |
---|---|
オンラインMTG用個室貸切 | 1h無料、以降+330円/h |
ファミリールーム終日貸切 | +1,650円/day |
Cafe大型モニター付き大テーブル貸切 | +330円/h |
山小屋終日グループ貸切 | +50,000円/day |
・10名以上の終日プランをご利用の上で貸切が可能です。
・別途ランチ利用をお願いいたします。
・宿泊対応のため、貸切時間は概ね10:00〜18:00となります。
・グループ利用はご要望によりますので、都度お見積いたします。
※詳しい情報は山小屋リモートワークをご確認ください。
終日プランでは19時まで利用できるフリースペースですが、宿泊者は23時まで使えるそうです。冷蔵庫や電子レンジ、ケトルなども自由に使用することができ、すぐ近くにあるコンビニで買ってきたものを持ち込むのもOK。
副店長の堀さんにお話を伺ったところ、筆者のようにリモートワークのみの利用も多いとのこと。なかでも常連さんやリピーターさんが多いそうで、それだけ魅力的な施設であることがわかります。
仕事中にふと窓の外を見ると、一面に広がる緑に心が癒されます。堀さんが「山を登った気になれますよ」とおっしゃっていて、登らなくても高尾山を味わえるお得感にテンションがあがりました。
この日はあいにくの小雨でしたが、天候に左右されずに自然を楽しめるのも魅力のひとつではないでしょうか。
リモートワークプランには、フリードリンクが含まれています。
以下のように11種類のドリンクが揃っており、かなり充実したラインナップです。
・コーヒー
・アイスコーヒー
・紅茶
・アイスティー
・オレンジジュース
・炭酸水
・レモネード
・レモンスカッシュ
・ほうじ茶
・烏龍茶
・牛乳
なかでもコーヒーは、カフェにて1杯600円で販売しているもの。これを何杯でも飲めるのはとても贅沢ですよね。
カフェスペースの両端に設置されているモニターは、パソコンを繋いでオンライン会議や打ち合わせなどで使用することができます。
先ほどの表でご紹介したように、Cafe大型モニター付き大テーブル貸切の料金は330円/hとなっています。
室内ながらも開放的な空間となっており、新しいアイデアを考えたり、有意義なディスカッションをしたりするのに最適そうです。
カフェ&バーで美味しい料理も
【営業時間/7:00~10:00, 11:00~20:00】
飲食の企業が一緒に運用している形なので、カフェで提供される食事はすべてプロの手料理とのこと。普段は「電源とWi-Fiさえあればいいや」と思いながらリモートワークをしていた筆者にとって、お昼休憩に美味しいランチを楽しめるのはとても嬉しいポイント……。
おすすめのメニューをお伺いしたところ、『高尾山バーガー ポテト付き』2,550円をご紹介いただきました。高尾山をイメージして作られたハンバーガーは高く積み上げられ、ポテトと比較するとその大きさがわかるでしょう。
“テーマは下山後のご褒美
ご当地バーガー“高尾山バーガー”&“天狗バーガー”は旨みたっぷりの国産牛100%の粗挽きパティを使用。また、MTBC名物のベースキャンプカレーが更にパワーアップ。ボリュームのあるジューシーな骨付きもも肉とスパイスの効いたルーの相性が抜群の1品、シズル感抜群の熱々スキレットで召し上がるベースキャンプカレーはリピート間違いなし。”
引用:カフェ&バー
悩んだ結果、先輩は『オム明太子パスタ』1,130円を注文。とろとろの卵に明太子パスタが包まれています。
筆者は『骨付き鶏もも肉のBASE CAMPカレー』1,350円を注文。熱々のプレートにははみ出んばかりの鶏もも肉と夏野菜がゴロゴロ盛り付けられていました。
2人とも黙々と食べ続け、束の間の休息を楽しみます。
テラス席で自然を浴びながら仕事
カフェスペースの外にはテラス席があります。
ひとつの企業がワンフロアを貸し切り、それぞれが好きな場所で仕事をして、お昼はみんなで集まって食事をするケースもあるそう。
BBQプランも用意されているので、会社のメンバーや友人と大勢で訪れても楽しめるでしょう。筆者も次はみんなを連れてこようと心に決めました。
気持ち良さそうなので、昼食後にはテラス席で仕事をすることに。小雨が降っていましたが、タープが風に煽られた雨から守ってくれました。
ホーホケキョという鳥のさえずりだけがあたりに響き渡り、心地よい空間が広がります。
ドミトリールームで宿泊!貸し切りも可能
今回は日帰りですが、宿泊施設もご紹介いただきました。宿泊する場合には、こちらのドミトリールームを利用します。平日は1泊3,000円、ファミリールームは平日13,800円となっています。
宿泊者のチェックインは15時からのため、それまでワーケーションで訪れている方に貸し出すこともあるそう。重要なオンライン会議など、フリースペースで話しにくい場合には相談すると良いでしょう。
10人まで入れる部屋もあり、グループで貸し切ると19,800円。合宿などの用途で使う方もいらっしゃるようです。
また、建物を全部貸し切りにすることも可能。料金は要相談ですが、夕方18時から朝の6時までで55,000円ほど。周りの方に気を遣うことなく利用できるので、20人ほどの大人数で利用を検討している方にはおすすめです。
急なハイキングもOK!豊富なレンタル用品
シューズは220円でレンタルすることができます。事前の予約なしでも当日の貸し出しをおこなっているため、「予定していなかったが急にハイキングをしたくなった」といった場合にも柔軟に対応してもらえるのが嬉しいポイント。
トレイルランニングとハイキングの靴が揃っており、スポンサーのSalomon・MAMMUT・Columbiaの新商品が並んでいるのが最大の特徴。
店舗での試し履きは実際の長い距離を歩くことができないため、より入念に靴選びをしたい方にもってこいといえるでしょう。
ウェアのレンタルもあるので、肌寒い日にも安心して山を楽しめるようになっています。
自然や山好きの方はもちろん、それらに興味がない方でも気軽に訪れられる場所であると感じました。高尾山を身近に感じることで「次来た時には登りたい」と思った筆者のように、帰る頃には自然の魅力に惹かれていることでしょう。
都会の喧騒に疲れている方や、自然に触れ合いながら生活したいと考えている方は、Mt. TAKAO BASE CAMPでワーケーションの日常に“山のエッセンス”を加えてみてはいかがでしょうか。