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2020.11.05

空港でポケットWi-Fiをレンタルするのはもう古い!SIMカードをおすすめする3つの理由

旅行や仕事で海外を訪れる際に気になるのが、現地のネット環境。旅行中の調べ物からホテルやカフェなどでの仕事まで、さまざまな場面で必要になるインターネット。

ポケットWi-FiかSIMカードのどちらを利用しようか迷う方も多いのでは?そこで今回は、それぞれの特徴やメリットデメリットをふまえ、フランスを拠点にトラベルワーカーをしてきた筆者がSIMカードをおすすめする3つの理由についてご紹介します。

海外におけるポケットWi-Fiの使い方

ポケットWi-Fiは、事前にネットで申し込んで自宅に郵送してもらうか、出発当日に空港のカウンターで受け取るかといったレンタル方法が一般的です。返却方法は、空港に設置された専用ポストやカウンターでの返却、または後日郵送などがあります。

ポケットWi-Fiは海外旅行初心者の方をはじめ、グループでWi-Fiをシェアしたい方におすすめです。ここでは、ポケットWi-Fiの具体的なメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

ポケットWi-Fiを使うメリットのひとつに、使い方が簡単な点があります。
ポケットWi-Fiを受け取ったら電源を入れ、スマホやPCのWi-Fi設定ページからポケットWi-FiのSSIDとパスワードを入力し接続するだけで、Wi-Fiが使用できるようになります。このように操作が簡単なことから、海外旅行初心者でも安心して使えるのが特徴です。

5台以上などの複数のデバイスで、同時にWi-Fiが使える点もメリットといえるでしょう。グループで旅行する際には1つのポケットWi-Fiから複数人が同時にネットを使えるため、場合によっては割安になります。

デメリット

ポケットWi-Fiには、主に3つのデメリットがあります。1つが、ポケットWi-Fiのルーターがかさばり、荷物が増えることです。より楽に観光や仕事をするためには、街歩き用のバッグはなるべく軽くコンパクトなほうが良いでしょう。加えて海外ではスリが多く、道端でポケットWi-Fiを操作するのは危険なため、注意が必要です。

次のデメリットとしては、ポケットWi-Fiの充電が必要な点があります。外出先で充電がなくなると充電できる場所を探さなければならず、貴重な観光の時間が削られてしまうかもしれません。ほかにもスマホやカメラ、PCなど充電したいものがたくさんあるなか、観光や仕事の合間にタイミング良くポケットWi-Fiの充電もするのは、想像以上に大変です。

最後に、ポケットWi-FiはSIMカードよりも割高なことが多い点もデメリットです。ポケットWi-Fiは1日からなど短期の契約もできますが、料金が割高な設定になっているケースも少なくありません。

海外におけるSIMカードの使い方

海外でのSIMカードの使い方

海外で使えるSIMカードは、日本でネットショップや家電量販店を通じて購入するほか、現地に到着してから空港や街中で購入する方法があります。

海外のSIMカードを使うために必要な「SIMフリー」のスマホを持っていることを前提にすれば、海外に1週間以上の中長期で滞在する予定の方におすすめです。なお、日本の大手携帯電話会社で購入したスマホは基本的に自社以外のSIMカードが使えない「SIMロック」がかかっているため、渡航前にSIMロック解除の手続きが必要になります。

メリット

SIMカードのメリットは、主に3つあります。1つは、荷物としてかさばらない点です。SIMカードはスマホの中に挿入するためポケットWi-Fiのようにかさばらず、荷物を最小限にできるメリットがあります。

ポケットWi-Fiより割安になることが多い点も、メリットのひとつです。特に1週間以上の中長期で海外に滞在する場合は、SIMカードのほうがお得になります。

SIMカードは現地の通信会社によって渡航期間や希望のデータ通信量に合わせたさまざまなプランを用意しているところがあり、選択肢が多く便利です。海外では、日本より格安で大容量のデータ通信ができるSIMが豊富に揃っているケースも多いです。

デメリット

SIMカードはメリットも多いですが、事前に把握しておきたいデメリットも3つあります。

まず、SIMカードは基本的に自力で設定しなければならないため、少し手間がかかります。現地の店舗で購入するとその場で設定までやってくれるケースもありますが、事前に日本で購入する場合は、自力での設定が必要です。

次に、現地のSIMカードを使うにはスマホがSIMフリー端末でなければいけません。スマホにSIMロックがかかっている場合は事前に携帯会社に連絡し、SIMロック解除の手続きをする必要があります。

加えて現地のキャリアによっては、解約方法が面倒だったりトラブルが発生したりする可能性があります。筆者がフランスでSIMカードを解約した際は書類の郵送が必要だったうえに、なぜか予定よりも早く解約されてしまうといったトラブルがありました。海外でSIMカードを購入する際は、事前に解約方法も確認しておくと安心です。

中長期の海外滞在ならSIMカードがおすすめな3つの理由

SIMカードの利用をおすすめする3つの理由を、筆者の経験をふまえてポケットWi-Fiと比較しながらご紹介します。

大都市以外でも通じやすい

対象エリアが広い現地のキャリアを選択すれば、大都市以外でも比較的ネットが通じやすいため、小都市や郊外での滞在に便利です。

日本のポケットWi-Fiも幅広い国をカバーしているものが多いですが、郊外や小さな都市を訪れると通信速度が遅くなったりつながらなかったりする場合があるため、現地のSIMカードのほうが利便性が高いといえるでしょう。

大容量のデータ通信が格安で利用可能

海外では、日本より安く大容量のデータ通信が可能なプランが豊富に用意されている印象です。筆者がフランスに長期滞在をしていた際には、『Free』という格安SIMキャリアを選びました。

1か月19.99ユーロ(約2,500円)で100GBまで使える破格のプランを利用し、スマホでのネット利用はもちろん、スマホからテザリングをしPCで仕事をする際にも重宝していました。ポケットWi-Fiも無制限プランを用意している会社がありますが、1日で2,000円前後の場合が多いようです。特に仕事で海外に滞在する方は現地のSIMカードを利用すると、よりお得にネットを使えるため便利でしょう。

SIMフリースマホにすると今後も便利

現在はSIMロックがかかったスマホを持っていたとしても、中長期の海外滞在をきっかけにSIMロックを解除すると、今後の海外滞在でもその都度現地のSIMカードが使えるようになり便利です。海外でPCを使いたい場合もスマホからテザリングができ、ホテルやカフェの無料Wi-Fiを使うよりもセキュリティが保たれます。

しかしSIMロックを解除するとキャリアのメールアドレスが使えなくなったり、場合によっては解約金が発生したり、テザリングが使えないといったケースもあるため、事前に契約している携帯会社に確認しましょう。

上手にWi-FiとSIMカードを使い分けよう

SIMカードがおすすめな理由とは

旅行や仕事で海外を訪れる際は、旅行期間や旅行スタイルに合わせてポケットWi-FiかSIMカードを選ぶことが大切です。
1週間以内の滞在でもSNSの更新などで頻繁にネットにつなぎたい場合や仕事で渡航する場合、そして1週間以上の長期滞在の場合は、SIMカードの利用が便利です。旅行や仕事で海外を訪れる方は、今回ご紹介したポケットWi-FiとSIMカードの使い分けのコツについて、ぜひ参考にしてください。