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北軽井沢でライターがワーケーション!仕事も旅もガッツリ楽しむコツ

軽井沢のワーケーション

今やすっかり定番となったワーケーション。ワーケーションが出始めの頃はエンジニアなど一部の専門職の人々の間で流行っていましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴いテレワークが普及し、今やあらゆる職種の人々のリモートワークが可能となりました。

もちろん、ライターも例外ではありません。繁忙期はまた別ですが、お仕事に比較的余裕がある時は旅行しながら仕事をすることも可能です。本記事では旅行をしながらライターとして働くことについてご紹介します。

旅行の醍醐味は目的地までの移動時間

ドライブのイメージ

通勤時間が旅の一部となる

これは筆者の持論ですが、旅行の楽しみは主に2つに分類されます。一つは目的地での観光、そしてもう一つは本項の主題でもある、「目的地に着くまでの移動時間」です。旅行の計画を立てる時や、目的地に着くまで「どこに観光に行こうか」と友人と相談しながらお菓子を食べる移動時間を楽しんだ経験はないでしょうか。

旅行は行く前と行った時と、帰ったあとの思い出に浸るのとで三度美味しいイベントなのです。トラベルワークでは目的地までの「通勤時間」が旅の一部になり、私たちにワクワク感を与えてくれるのです。

今回は北軽井沢にグランピングをしに行くので、車を利用します。窓から見える景色はいつの間にか見慣れた風景から知らない街の風景へ。最近はサービスエリアも観光スポットになっていますので、途中で寄った上里サービスエリアでは上里産小麦を使用した「こむぎっち焼」や富良野メロンパンを朝ご飯として楽しみました。

目に映る全てのものを新鮮に感じて思考をクリアにする

トム・ケリー&デイヴィッド・ケリーはその著「Creative Confidence」において、「クリエイティブになりたければ“旅行者の視点”を取り入れることだ」と述べています。
この本はデザイン思考を実践する最新のノウハウが詰まった一冊ですが、旅がいい経験になるのは頭が冴えるからではなくて、物事の細部に注目するようになるからだとしています。

普段の生活では毎日利用する通勤の電車、見慣れたオフィスに対してさほど注意を払わないでしょう。しかし、ひとたび旅行に出かければ、目に映るもの全てが新鮮に感じ、思考は高感度モードに入ってインスピレーションを得やすくなるのです。
「旅行者のように考える」ことで思考がクリアになり、良いアイデアを思いつきやすくなります。目的地に着くまでに車の中から、あるいは列車の窓から景色を眺めて世界を新しい枠組みで捉えてみましょう。

地元温泉で旅の疲れを癒す

旅行の醍醐味といえば「食事」「買い物」「風呂」の3つでしょう。どんなに楽しみで計画した旅行といえど道中の疲れは出てしまうもの。
今回泊まるコテージはお風呂が簡易だったこともあって、グランピングの前に「北軽井沢温泉 御宿 地蔵川」さんに寄って温泉を楽しむことにしました。建物は古いながらも中は非常に掃除が行き届いていて、和洋折衷の内装が素敵な温泉宿でした。

お客さんは幸いにも私たち以外にはおらず、貸し切り状態です。泉質はお肌に優しい「中性泉」で敏感肌の筆者でもなんの肌トラブルもなく楽しむことができました。その他効能には美肌効果や疲労回復があり、確かに車の中で凝り固まっていた筋肉の疲れがかなりとれたような気がしました。日頃は忙しくてすぐに済ませてしまう入浴も、風情ある温泉となるとまた格別ですね。

落ち着いて仕事ができる環境を見つけたらそこで執筆をする

軽井沢でワーケーションをする女性

本日限りのあなたのオフィスを見つけよう

今回の筆者のオフィスは北軽井沢スウィートグラスコテージ。木目の暖かい、可愛いログハウスです。天気が良かったので、北軽井沢のほんのり冷たい爽やかな空気を味わうために少しだけ外に出て仕事をしました。
その日限りのオフィスを楽しめるのもトラベルワークの醍醐味。程よい緊張感とリラックス感を保ちながら早速仕事を始めましょう。この日は、継続でお仕事を頂いている転職メディアさんからの今月の依頼分を執筆しました。トラベルワークといっても仕事は仕事なので、いいパフォーマンスができるよう集中して執筆します。

通信環境は万全に。持ち物は最小限に。

ライターとして働くのに必要なものは3つ、「パソコン」と「Wi-Fi」と「やる気」だけです。これだけあれば誰でもライターとして仕事をすることができます。人によってはスマホも必要になるかもしれませんが、LINEやSlack等のチャットツールの電話システムを使えば、パソコンから電話もオンライン会議もできます。

執筆に必要な資料等以外、極力持ち物は最小限にしましょう。これはトラベルワークにおいて持っていくものを少なくした方が持ち運びが便利ということだけでなく、仕事に必要なツール以外は持っていかない、デスクに出さないことで仕事の生産性を向上させるためです。執筆は、研ぎ澄まされた集中力とクリエイティビティが特に必要とされる仕事です。ノイズを極力減らすことで良いパフォーマンスを生み出せるでしょう。

ライティングはスピードが命

ライターさんにもよりますが、筆者は企画・構成・執筆をほぼ一日で終わらせます。前述したように執筆はその場の閃きで良い文章が浮かぶことも少なくはなく、時間が経てば経つほどアイデアが薄れていって、思い出すだけで一仕事になることもあります。
本来ならば1日で済むところを思い出す作業と確認する作業で何日も費やしてしまうのは、単純に時間の無駄といえます。クライアント様から依頼を頂いたらすぐに行動を起こしましょう。

この日の筆者の作業は、クライアント様からOKを頂いた構成案に肉付けしていくものでした。筆者は構成案の時に思いついた言い回しやアイデアを全てメモで残しておくので、メモを頼りに資料を見ながら執筆していきます。
基本的に一項目(hタグ)を書き終えたら、文章全体の流れを確認します。確認事項は文末は重複していないか、文法・漢字の間違いはないか、冗長な言い回しになっていないかなどです。

仕事が終わったあとの時間をバケーションとして過ごす

軽井沢で暖炉を見る女性

アフターファイブは自分の時間。思いっきり旅行を楽しむ。

本日のタスクさえこなしてしまえば、あとは完全に自分の時間です。思いっきり旅行を楽しみましょう。
この日は仕事が終わったあと、それまで火の番をしてくれていた家族とバトンタッチ。今度は筆者が火の様子を見ながら薪をくべていって火力を安定させます。こちらのコテージには暖房設備が暖炉しかありません。
11月の北軽井沢は真冬の東京並みに寒いので、薪を使いすぎないように計算しながら部屋の温度を上げる必要があります。

せっかくなので仕事終わりのカフェオレを飲むために、お湯も一緒に沸かしてみました(写真参照)。グランピング、ひいてはキャンプの楽しみは自分で火を起こすことですよね。不思議と、燃え盛る火を見ているだけでも飽きないものです。小さい頃に経験したキャンプファイヤーも、何故か知らないけれど楽しかった記憶があります。

家族や友人との時間とバケーションを同時に楽しめるワーケーション

軽井沢のワーケーションでご飯

夕食は、両親が丸鶏のローストチキンを作ってくれました。
鶏にたくさんの野菜を詰めてダッチオーブンで焼き上げたものです。この日は火の通りが甘かったため、暖炉でも温め直しました。大きめにカットした野菜はほくほくで鶏ガラの旨味が染みていました。
味付けは塩・胡椒のみでしたが、素材の味が活かされています。家族で料理して、家族で食事を楽しむ。トラベルワークでなら、なかなか忙しい毎日では持てない家族との時間を大切に過ごすことができます。お酒を飲みながら仕事の話や将来の話で盛り上がったり、食後は各々読書やSNSをしながら静かに暖炉を囲ったり。

そうして夜が更けていったあと、北軽井沢の星空を見るために家族全員で外に出ました。心なしか、東京の夜空よりも星が多かったような気がします。

プライベートとの境目がなくなるトラベルワーク

多くのトラベルワーカーは、仕事とプライベートを分断しない「ライフワーク」の考え方を取り入れている方がほとんどなのではないでしょうか。筆者自身、仕事が好きで人生の一部だと考えているため、いつでもどこでも仕事をしているし、それと同時にいつでもどこでも遊んでいます。
仕事とプライベートをきっちり分ける働き方に憧れた時期もありますが、仕事のインスピレーションはいつ降ってくるか分かりません。そしてそれを「今はプライベートな時間だから」という理由で逃したくないのです。これはライターになってから特に強く思うようになったことです。トラベルワーカーという働き方に出逢って、より自分らしく仕事ができていると実感しています。
仕事も趣味も追求したいという欲張りな想い、そしてICTの進化によりリモートワーク従事者が増えてきている時代の流れの両方に対応できる新しい働き方、「トラベルワーク」を、あなたも試してみませんか。

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投稿者プロフィール

五条司(ごじょうつかさ)
五条司(ごじょうつかさ)
1992年4月20日生まれ。福岡県出身神奈川県育ち。慶應義塾大学文学部卒業。会社員を4年ほど経験するも働く場所と時間に囚われないノマドワーカーに憧れて2018年フリーランスライターに転身。学術記事やバックオフィス、ファッション、DX、アフィリエイト、医療、トラベルワーカーなど執筆ジャンルは多岐にわたる。日本ナレーション演技研究所基礎科所属。

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